働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3607 開催期間 2020年08月28日- 09月04日
「ポスト安倍」に期待できる政治家がいるか、という問に「YES」と答えた人は36%、「NO」が64%でした。3分の2近い人が「期待できる政治家はいない」というのは「政治家不信」がこの国に蔓延している、ということでしょう。 「誰が首相になっても特に問題は起こらないでしょう。また、新型コロナウイルス対策などで特に優れた施策が出てきたり、職がなくなるということもないのだろうと思っています」という、まさんの言葉が、この国の政治意識を物語っているように思います。 一回目の投票で残念に思ったことは、「期待できる政治家はいない」という人がたくさんいることよりも、「投票数が少ないこと」です。選挙でいえば投票率が低い、関心が薄い、ということです。政治のことなど考えなくてもこの世に中、困りはしない、という「素晴らしい世の中」に私たちは暮らしているのでしょうか。自動運転のクルマのように、寝ていても目的地に運んでくれるような政治が実現している、ということでしょうか。 日本の投票率は先進国でも最低水準です。この20年余、所得は伸びず、生活格差は広がり、国際競争力は下がり、財政はめちゃくちゃになっても「誰が政治家になっても変わりはしない」と漠然と思っている人が多数を占めている、というのが日本の現実のようです。 「無関心無責任がポスト安倍の適任者がいない現状をもたらしている」というchako21さんは「政治批判はするが積極的な活動は面倒に感じる人が多い」と嘆いています。文句は言うが、政治を他人事のように見ている有権者の側に問題がある、という指摘です。Kemkemさんは「誰も期待できない、と言うのは、国民の責任放棄、我々が、未来を託すリーダーを育てなければ」と言っています。 「ポスト安倍」の名前を挙げた方もいます。いまいくんさんは「中国・韓国への毅然たる態度」を期待して河野太郎防衛相を推し、地球交響楽さんは、「国防の重要性」から石破茂元防衛相への期待を表明しました。お二人が重視するのは「外交・国防」です。まず自分の意見を述べ、異なる主張と議論しよう、という態度は大事だと思います。 では、為政者の側はどうか。安倍首相の退陣表明を受け、自民党内では後継の座を巡り多数派工作が熱を帯びています。9月半には総裁選挙が行われる見通しですが、党員投票は行わない、という方向です。 この機会に、改めて「民主主義でのリーダー選び」を考えてみましょう。「議論より談合」「大事なことは裏で決める」という自民党型システムは、合理的なのか。誰にとって都合がいいのか。有権者の政治意識にどう影響するか。「ポスト安倍。期待できる政治家はいますか」へのYES・NOの投票と併せ、あなたの意見を送ってください。★山田議長の過去の円卓会議より・香港の民主化運動、気にかけていますか?・米大統領選。「トランプ再選」、あると思いますか?・安倍政権。長期政権の緩み、ありますか?(2019年11月)
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.