働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3636 開催期間 2021年04月09日- 04月16日
生理の貧困について、反響をいただきありがとうございました。知っていたという方が7割近くですが、知らなかったという方も結構いらっしゃり、問題提起の機会をいただけて良かったです。 kyoko004さんから「買い物の中で生理用品の優先順位を下げている人が多いのでは」という投稿、まうやんさんからも「生理用品は買えなくとも洋服は買えるのか、はたまた食品も買えないほどなので生理用品が買えないのか、実態がどうなのかまでは理解できていない」という投稿をいただきました。 インターネットニュースのコメントにも、数百円のものが買えないというのは不思議だ、他に削るところがあるのではないかという感想が多く寄せられていました。 初潮の平均年齢は約12歳。早ければ小学校高学年から生理が来ます。10代や若い世代の人にとって、自由になるお金は限られています。もしもその中からナプキン代を捻出しなければいけない状況だとすれば、数百円は決して安い値段ではありません。kyoko004さんが「実際に日常費用負担がかかる話なので、意識を変えて、という簡単な話ではない」というように、食べ物や学用品、お友達との付き合いなどを生理用品よりも優先する女性がいても当然のことだと私は思います。そういった理由でも、生理用ナプキンを買えない人がいるということは現実として、議論していきたいと思います。 abbyiさんからは、「親が生理用品を買ってくれるのが当たり前ではない、ということを初めて知った」という投稿をいただきました。おっしゃる通りで、生理用品は日本では堂々と買いづらい雰囲気もありますし、若い女性には自分で買うというのはハードルが高いかもしれません。経済的な理由でなくても、親に言い出しづらい(私自身にも経験があります)、親が買ってくれない、という環境であれば生理用品を入手できなくなってしまいます。 ちなみに、繰り返し使える生理用品もあります。ハイテクな繊維でできたショーツはナプキンなしで経血を受け止めて漏らしません。性交渉の経験がない人には不向きですが、半永久的に使える月経カップもあります。扱いが難しいですが、Eldaさんが紹介してくださっているように、布ナプキンもあります。ただし、いずれも初期費用がかかりますし、使い捨てナプキンよりも衛生管理が煩雑であるので誰にでも勧められるものではありません。 背景が多様な生理の貧困問題、どうすれば解決できると思いますか?自分にできることがあるとすればなんでしょうか? すでに、shoshoさんから「学校の保健室や保健所で無料でもらえるなど、継続的な仕組みがあれば良い」、ナカサワさんから「学校トイレへの無償設置を応援」、piccocherryさんから「学校・家庭・社会での教育や取組改善で堂々と手にできる空気をつくらなくては」などの声が届いています。みなさんのご意見をお待ちしています。★これまでの関連テーマもお読みください・「フェムテック」って知ってますか?・10代の出産、毎週250名。知っていましたか?・相談できる婦人科医、いますか?
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