イー・ウーマン（ewoman）

先月、文部科学省が世界平和統一家庭連合（通称・統一教会）に対して、解散請求を出しました。同教団については、億を超える高額献金の例があることや、勧誘の方法、その他いくつかの点が問題視されています。
 
エホバの証人、あるいはその他の戒律が比較的厳しい宗教を信じる親のもとで育ち、それにひどい生きづらさを感じているような人たちを、「宗教2世」と呼ぶ傾向も出てきています。この場合には「宗教2世」はかなりネガティブなニュアンスをもたされています。
 
国外に目を移すと、ロシアによるウクライナ侵攻に際して、ロシア正教の総主教がプーチン支持を表明したことに批判が起こりました。ハマスによるテロとイスラエルによるガザ地区攻撃には、ユダヤ教とイスラム教の対立という図式がしばしば言及されます。
 
国内外の息苦しい事件に宗教が関わることが多く、そのことが宗教についてのイメージを悪くしている面があることは否定できません。
 
他方で宗教による社会貢献のニュースも目にします。宗教は社会で大きな影響力をもっていることは間違いありません。しかし宗教問題にはほとんど関心を示さない人もいます。あまり自分には関係のないことと思っている人もいるでしょう。
 
しかしながら、グローバル化の進行によって、宗教に関わる事柄はどんどん身近なものになってきています。
 
こうした状況にある現代日本ですが、「あなたは宗教について、家族や友人と話すことはありますか？」と問いかけてみたいと思います。
 
しばしばあるいはときには話す、という人はYES、全然あるいはほとんど話さない、という人はNOと答えてください。
 
いずれの場合も、どうしてそうなのかを、具体的に述べていただけるとありがたいです。また昨今の宗教に関わるテーマで気になることがあれば、それも自由に述べていただければと思います。


★井上議長の過去の円卓会議より
・カルト問題。身近に感じますか？
・慰霊・追悼式に宗教色はあった方がいいと思いますか？
・クリスマスと聞いて、宗教性を感じますか？

＜運営事務局より＞
投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。
・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。
・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。
・議長からの各日の投げかけ（赤字部分）に答えた内容で投稿してください。

• 2023.11.10
• 井上順孝 國學院大學名誉教授