働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3743 開催期間 2024年03月29日- 04月05日
こんにちは、経済アナリストの田嶋智太郎です。今回は、日銀が3月19日の金融政策決定会合において決定した「マイナス金利解除」について、それが皆さまの生活に何らかの影響を及ぼすか否かを伺いたいと思います。 将来的には追加の利上げの措置を講じる可能性もあるでしょうが、ひとまず今回のマイナス金利解除にあたり、当面の生活にその影響があるかどうかをYES/NOで投票していただき、想定される具体的な影響や今回の措置に対する皆さまの捉え方、ご意見などをご投稿いただければ幸いです。 ご承知の通り、日銀は長らくマイナス0.1%としていた政策金利を0~0.1%程度(無担保コール翌日物レート)に引き上げました。利上げは17年ぶりということで「一体、何がどのように変わるのかよくわからず漠然とした不安がある」という方もおられるかもしれませんが、日銀は今後も基本的には緩和的な金融環境が継続するとのメッセージを私たちに伝えています。 わかりやすい変化として挙げられるのは、既に多くの銀行が一部の預金金利の引き上げに踏み切る方針を明らかにしていること。ちなみに、住宅ローンの金利については日銀総裁が「大幅に上昇するとは見ていない」との見解を述べています。むろん、そうした変化だけでなく、利上げによって株式相場や外国為替相場にもたらされる影響というものもあるでしょう。もっとも、本稿執筆時までの市場の反応は、まるで利下げ実施を決定したかのように株高、円安傾向を強めているようでもあります。 久しぶりに「金利ある世界」となることで、回りまわって間接的に及んでくる影響というのもあるかもしれません。お勤め先の経営状態や資金繰りの状況が変化し、そのことが従業員の生活に影響を及ぼすなどということもあり得ることと思います。もちろん、ネガティブな事柄ばかりではなく、わが国の経済社会がようやく「マイナス金利政策」という名の“投薬”を続ける状況から抜け出せるようになるまで“症状”が回復しつつあるというポジティブな面もあると議長は考えます。 日本経済新聞社とテレビ東京が22〜24日に行った世論調査によれば、今回の日銀の判断について「評価する」との回答は全体の56%と伝わっていますが、ひとまず今回の会議では「あなたの生活に影響ありますか?」についてうかがいます。たくさんの投票と投稿をお待ち申し上げておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
★田嶋議長の過去の円卓会議より
・新NISA、始めましたか?
・資産運用、していますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.