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ライター・マハティール元首相長女
大学卒業後に話は戻りますが、最初の職業として、なぜジャーナリストを選んだのですか?
ずっと、ジャーナリストになりたいと思っていたんですよ。学生時代も英語は得意だったし、書くことがとにかく好きだったんです。読書も好きでしたが、書くことが一番。両親は子どものころから読書をすすめていましたから、私はたくさんの本を読んでいました。今も本をたくさん読みますし、自分の子どもたちもたくさん読みます。でも、なにより書くことが大好きだったんです。エッセイを書くことが大好きででした。だから絶対に書く仕事につく、つきたいって思っていたんです。
でも小説家ではなく、ジャーナリスト、なんですね。
そう、ジャーナリストです。どうしてか分かりませんが、ただジャーナリズムが好きだったのです。
いろいろインタビューをするのが好きだった、ということでしょうか、それとも自分の視点を書きたかった?
そう、インタビューしたり、レポートしたり。それで、大学卒業後に、英国でジャーナリズムを学びたいとおもったのですが、とても難しくて。当時はあまり講座がありませんでしたし、外国人を多くは受け入れてくれませんでした。
外国人を受け入れない?
外国からの留学生を受け入れたとしても数名だったりして、簡単ではなかったんです。ですから仕事を探して、新聞社や出版社で働き始めました。そこで文章の書き方を学び、時々、新聞に記事を書かせてもらいました。でも始めてみると意外と簡単だった。難しいとは思わなかったんです。その後、PR会社に転職したのは、実は、あまり満足感がなかったからなんです。え? こんな感じ? これがずっと子どものころから夢見ていた仕事?って。
簡単すぎたってことですか?
ええ、簡単だと思いました。書くことは私にとって挑戦ではないんだと思い、私は自分の能力を他で発揮しようと思ったのです。