働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
示唆に富んだ講演が続いた後は、各界の著名人・専門家の講師陣が、それぞれの専門テーマでディスカッションを繰り広げる分科会に突入。今年最大の、そして緊急課題である「日本の復興。私たちの提案」をはじめ、「日本の発信力」「海外での働き方」「未来をつくる新技術」から「ソーシャルネットワーク」「自分のお金を知る」 など、8つのテーマによる分科会が用意され、参加者は自分がもっとも興味ある会を選んでエントリーします。
各テーマ毎に2~5人の講師が、それぞれの専門・立場から発言し、意見を交換。その領域の「今」がリアルに聞こえてきます。時には講師同士の議論が白熱することも。また、参加者は熱心に耳を傾けるだけでなく、質疑応答タイムを待ちきれないとばかりに手が挙がり、鋭い質問や熱い意見、ユニークな提案が飛び出したり……。
参加者のなかには、イー・ウーマン円卓会議の議長などでおなじみの方のお顔も見られ、皆がフラットに、率直に対話する場となりました。
各分野をリードする講師陣の言説に、参加者の多様な視点もまじえた熱気あふれる80分。終了時刻が来てもまだまだ語り尽くせぬ人々が会場に残り、意見を交わす光景もみられました。
充実したプログラムに満たされる一方で、ちょうどお腹もすいた頃。ビュッフェスタイルの美味しい食事を楽しみながらのネットワーキングパーティーのはじまりです。
講師陣も参加者も、ホテル グランパシフィック LE DAIBAの多彩な料理を味わい、近くの人と笑顔で話し、名刺の束を手に次々と出会いの輪が広がる。より多くの方と話したい!と会場を動きまわる人、講師の方とお話するタイミングを待って並ぶ人、記念撮影する人……。
支援参加の高校生や大学生、仙台や石巻など被災地からの方が、誰よりも積極的に会場を動き、出会いを喜び、体験を分かち合う様子も印象的でした。
会場は賑やかに盛り上がり、ポジティブなエネルギーの渦。そして、すでにボーダーを越えたと思われる女性たちが、閉幕を迎えるまで元気いっぱいにフル稼働していました。
途中、マッチングスポンサーをされた参加者と、そのスポンサーを受けて招待参加された方々がステージに集まり、メッセージを。被災地からの渡邊恵美さんは、「震災直後にイー・ウーマン義援金でもたくさんの物資をお送り頂き、また本日は、マッチングスポンサーの方のご支援と、イー・ウーマン義援金とのご支援でこの場に来ることが出来、心から感謝しています」とあいさつ。女子高生、女子大生も、これからのキャリアを考える上で大変学びが多かったとコメント。支援して下さったマッチングスポンサーの方々からも、「できることをしたかった」と。イー・ウーマンが志す「顔の見える支援」「物資だけでなく機会や体験も贈りたい」という気持ちが、形になりました。
今日の学びと出会いから新たな「つながり」が生まれ、復興へと、明るい未来へとつながっていく。そんな期待と希望の光が見えた一日でした。