佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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佐藤尚之さん

コミュニケーション・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

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サントリーのCMがすごく好きだったんです

佐々木

今日は、どうぞよろしくお願いします。「さとなお」さんって、すごく有名なんですけど。

佐藤

とんでもないことです。いったいどこでですか?(笑)

佐々木

今回のために、いろいろ検索したんです。日々発信していらっしゃるから、たくさんの話題があるんですけれど、対談はあまりないですね。

佐藤

対談ってあまりしたことがないんです。広告系の専門的なものはわりとあるんですけど、それ以外はそんなにないんじゃないかな。

佐々木

私も一緒に選ばれた、「この人のプレゼンを聞いてみたい!」というランキングが見つかったぐらい(※佐藤さんは2位だった)。ウィンウィン対談としては、インターネットで検索しても他で出てこない話をしてほしいな、と思うんです。

佐藤

ブログにいっぱい自分で書いちゃっているので、他で出てこない話ってそんなにあるかなぁ。ほぼ毎日書いているから。

佐々木

そう。だから基礎的なことと、概念的なことと両方お伺いしたいと思っています。私が「さとなお」さんに出会ったのは、「国民と政治の距離を近づけるための民間ワーキンググループ」でした。鳩山総理のツイッターやブログ、それから官邸で開催した「リアル鳩カフェ」。一緒のチームでお仕事で来てとても楽しかったのですが、あのときは電通の広告マンでいらっしゃった。大学を出てから、ずっと広告に?

佐藤

はい、広告に。

佐々木

大学は。

佐藤

早稲田です。政治経済学部の経済学科。

佐々木

どういうことで広告に行こうと思われたんですか?

佐藤

実は僕、ずっと本の虫だったので出版に行きたかったんです。ですけど、政経のゼミがあって、10人のゼミで、夏に9人受かっちゃったんですよ。メーカーとか銀行に。でも当時マスコミって10月から面接開始だったんです。それで10月1日に電通の面接があって、出版系は11月で、NHKとか放送も12月だったんです。で、ラッキーにも電通に受かって、「おまえ、まさか蹴らないだろうな?」ってゼミのみんなに言われて。「おまえが受かっていないから全員でお祝いができない」とかって脅されて。まあ広告も好きだったので、じゃあいいか、と思って。

佐々木

広告を好き、というのは、どんなところが?

佐藤

もともと、後で上司になった杉山恒太郎っていう人がいるんですけど、この人が作った「ランボー」っていうサントリーのCMがすごく好きだったんです。CMっていうのは、15秒、30秒っていう、映画とも本とかとも完全に違う表現なんだなと思って、そういうのがしたいという気持ちはあったんです。あとは、広告業界に行くとメーカーも金融もテレビも新聞も雑誌も扱えるんです。全部扱えるという部分も非常に魅力的だと思っていたので、まさか受かると思わなかったけど、受かったので、じゃあいいか、と。

佐々木

受かった秘訣は何?


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