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会議番号:3217 開催期間 2013年02月08日- 02月15日
いろいろなご意見をいただきありがとうございました。投票ではNOが7割強という結果になっていますが、NOと答えた方のご意見を拝見すると、決して関心がないのではなく、真剣に考えながら「自信がない」としているご意見が多いようにお見受けしました。 “おひさまようこ”さんのご意見のように、「健康的な思考や健康的な表情ではないという違和感がどこかで感じられる」ことで疑いを持つことは重要です。“handsamlady”さんの「反射的に体が強張る」、“violet-m”さんの、「萎縮している」「オドオドしている」「過剰反応」などにありますが、「子どもの様子に違和感を感じる=その可能性」を持つことです。 暴力的な行為を受けたことで、本来のその子らしさがなくなっていきます。一度だけの体験であれば回復の早い子もいますが、長期にそのような様子が見られることがあります。虐待やいじめのように繰り返されるものであれば、回復するのが容易ではなく、“handsamlady”さんの妹さんのように、成人になっても長年間苦しむ方もいます。 暴力的な行為で、それまで当たり前だった生活だったことが出来なくなります。日常生活や学校生活が「離断」されることになります。「楽しめない」「いつ繰り返されるかわからない」「誰も信用できない」という気持ちが強くなり、周囲からは「いらいらしやすい」「集中できない」「表情が乏しい」と見られるようになります。学校で注意欠陥多動性障害(ADHD)ではないかと指摘された子どもが、虐待や暴力の被害者であったこともあります。 暴力を受けた子どもに見られる反応もさまざまです。子どもの体の傷など物的な証拠があれば強く疑うことができますが、なければ、何か変であるという状況証拠を重ねることです。ただし、加害者が特定され処罰されたからといって、被害者のトラウマがケアされることにはなりません。加害者を「処罰すること」ではなく被害を受けた子どもを救うことですので、状況証拠の段階で行動することです。例えば「虐待の通告」は、状況証拠の段階で行わなければ子どもを救えないことがあること、をふまえたものです。 さて、次回は生物・科学的な側面から暴力被害について考えてみたいと思います。暴力的な行為を受けた子どもは、発達にどのような悪影響があると思いますか? 「ケアができる」YESの方、「自信がない」NOの方、ともにご自身の経験や、または経験がなくとも考えられることについて、教えてください。 皆さまのご意見をお待ちしています。★古荘純一さんがコーディネーターを務める「発達障害医学セミナー」、参加者募集中です。 3/16(土)・17(日)開催思春期から青年期における支援 ~日常から非常時まで~ ★こちらもご覧ください!〜古荘議長の過去の円卓会議〜・子どものいじめ、気づくことができますか?・子どもがキレる。対応できていますか?・自分は、よい親だと思いますか?
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