働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3223 開催期間 2013年03月15日- 03月22日
たくさんの投稿、ありがとうございました。 このテーマで議論したいと思ったのは、新しい時間管理の考え方。時間管理という言葉について回るニュアンスを白紙に戻して、佐々木メソッドを多くの人に伝えたいと思ったからです。 時間管理、って言葉、いやですよね。私も好きではありません。管理するというと、ワクワク感がない。でも、shivaさんがおっしゃるように、私の言う「時間管理は、締めつけではない」のです。むしろ逆。私にとって、「時間管理とは、自分を自由に動かすこと」です。 おひさまようこさんの「自由・自律という概念を理解してからでも遅くない」、というのも、同感です。「子ども」というのが、何歳なのかということも気になります。 以前、ニュースステーション(テレビ朝日)のレポーターとしてバングラデシュの識字学校を取材した際、「文字を学ぶことで時間を理解し、計画をたてること、先を考えることができるようになった」と知る機会がありました。それまでは、収穫したモノをその場で食べていたけれど、文字を知ることにより、計画を立てることができるようになり、収穫したモノを貯蔵することができる様になったと。文字を理解し、物事を系統だてて考えることができるようになって、初めて、先の時間を考えたり、時間を割り振ることができるのです。 ですから、私が子どもたち向けに時間管理講座を開催する時は、新4年生からを対象にしています。子どもたちは、小学2年生で、時計の読み方を学習しますが、そこではまだ時間全体をとらえたり将来の時間を理解したりするのは、難しいでしょう。10歳を過ぎた頃から、少しずつ、「先を考える」ことができるようになる年齢だと考えているからです。 でもkemyさんのように、小学1年生から、アクションプランナー ジュニアを、楽しんで使っていただくのはOKです。わが子らも、保育園の時から持っていました。 たとえば、「3時~3時半に、おやつ」ということを決めたとします。1年生なら、その30分の時間枠内に、「おやつ」と書いても「クッキーの絵」を描いてもいいですね。そして、自宅の時計で3時とは、どうなった時かを教えてあげます。デジタル時計の人は、ここが3:00になったら、3時よ、ということかもしれませんし、アナログ時計だったら、3のところに短い針、12のところに長い針が来たら3時と、教えることもできます。そして、3時になったらおやつを出す。親子で、時間を守ったことを、誉めたたえる! と、時間管理の始まりです。 tarbaganさんの「思いがけない事から何かに導かれるという「遊び」がない」というのは、そのとおりです。時間管理というのは、全ての時間を、仕事に割り振ることではありません。佐々木メソッドは、自分の時間を意図して使うので、「今日は、思いのまま過ごそう」とか「今日は、リラックスして自由に過ごそう」という計画もあるのです。その中に、思いがけない遊び、たくさん出てくるんですよね。 ちょうど先週、静岡雙葉高等学校・中学校での授業と、京都府立洛北高校での授業があったので、中学、高校生の成長ぶりをしっかり見ることができました。中学3年生の女の子が、「試験勉強が2週間前から全て計画をたててやったから、全部できて成績が20点も上がった。もう、この変化、見せてあげたい!」と私に伝えてきました。高校1年生の女の子は「英会話、スポーツジム、塾など、たくさんやりたいことがあるので、今までは親に言われてやっていたけれど、アクションプランナーを使って自分で全ての事を計画するようになったら、どんどんできて、偏差値が15も上がった!」と。 「時間を見る」ということができるようになり、「遊びも、勉強も、自分の意思でできるようになる」と、満足度、高まりますよね。やる気も出る。私が伝えたいのは、その点なのです。 では、そうはいっても、毎日の生活や学校など教育現場において、子どもに時間管理を教える・伝えるのに、苦労することがあれば、何が難しいか、教えてください。また、こういうふうに指導したら、とってもうまくいった!という方法があれば、それも教えてください。 少し、具体的なシーンを思い浮かべながら、明日はI statementでのディスカッションしましょう。お子さんの年齢も、書いてくださいね。投稿、おまちしています。★こちらもご覧ください!〜佐々木議長の過去の円卓会議より〜・自分を予約していますか?・手帳で、行動管理できていますか?・I statement で発言していますか?
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