働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3239 開催期間 2013年06月07日- 06月14日
asuka0921さんのタイトルを頂きました。本当に、この3年育休というコンセプトを聞いた時、それこそが大きな問題だ、と思ったからです。 その上、2013年6月6日のニュースで「幼稚園から小学校3年生までの子どもがいる家庭の幼稚園の保育料を、2014年度から第2子は半額、第3子以降は無償にする方針を決めた」とあります。幼稚園です。保育園ではありません。母親が働かない家庭にお金を出す、と言っているのです。 この両方の報道を合わせて考えると、安倍総理(自民党)の考え方は、今まで通り、女性は子どもを産み、働かずに、子どもを自宅で育てて欲しいというものに変化がないように私には思えます。働く女性を応援するという発言とは逆行しています。 tibikoさんのご指摘のように、選択肢としてあっても構わないけれど、kakokakosanさんの、「3年育休になっても2人目、3人目の出産につながらない」という考えもあります。 YESのコギ・リンさんは、「3年の休業があれば、人生経験を仕事に活かせるような形で、周囲に貢献できた」というご意見。これに同感しながらも、なぜ、コギ・リンさんだけがそれを担わなければならないのか、という疑問にもなっていきました。Smileさん、asuka0921さんのご指摘のように、課題解決のカギは男性にあるのではないかと思うのです。 子どもを産むのか産まないのか、だれが働くのか、どのように家庭の経営・運営をしていくのかは、個人の、家族の選択です。独身でも、子どもがいなくても、また、共働きでも、そうでなくても、どの選択肢も、本人が希望し、選び、満足しているのであれば、素晴らしい事だと思います。 しかし数字からみる日本の課題は、明らかに、家事、育児、介護が女性によってなされていて、今の政策は、これらを解決しないまま「女性も働けるように」してくれている点にあります。 先日、OECD(経済協力開発機構)のパリ本部で開催されたフォーラムにて、私は、「The Male Factor」(男性という要因)というテーマのディベートに参加し、「日本には紳士が多すぎて、皆、女性に優しい政策をすすめてくれます。おかげで日本女性は、仕事を続けながら、育児も介護もさせていただくことになりました。男性の3倍、働くことになっているのです。このようなやさしさはこれ以上必要ありません。そろそろ男性の働き方、生活のしかたを変える番です」と発言しました。 ジェンダーギャップを埋めるためにも、また今の日本が、多様な視点を取り入れて、グローバル社会でも尊敬されるダイバーシティ経営をしていくためにも、今、日本は、男性の働き方、生活の仕方を変化させていかなくてはならないと思っています。 同じ日に「親」になった男女なのに、半年、1年、2年とたつごとに、「親」としての腕前に差が出てくる。これが後々の大きな問題となっているのです。 育休をとる男性は、2.6%といいます。数日休んだ人もカウントされていると思うと、女性の9割以上という数字と比較して、その差は歴然。 なぜ、男性は育休を取らないのか。男性が取らないのに、なぜ女性に長く取ることを提案するのか。 2日目の今日は、なぜ男性は育児休業をとらないのか。その点を考えていきたいと思います。どうして、男性は、育児休業しないのだと思いますか。何が原因なのでしょう。 貴方の想像でも、周囲の男性へのインタビュー結果でも、パートナーの様子からでも構いません。「母親なら~」とか、「女性なら~」という総論は受け付けていません。私はこれが理由だと思う、というあなたの視点を I statementでお聞かせ下さい。★こちらもご覧ください!〜佐々木議長の過去の円卓会議より〜・子どもの頃から時間管理ができたらいいと思いますか?・自分を予約していますか?・手帳で、行動管理できていますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.