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会議番号:3252 開催期間 2013年08月16日- 08月23日
投票・投稿ありがとうございます。 現時点、婦人科系の体調管理に対して漢方の使用経験がある方はほぼ半数という結果になっております。 漢方を内服し始めたきっかけとしては、月経不順(Chihochiさん)、不妊治療、めまい、イライラ(まおにゃんさん)、月経前症候群(だいわさん)、子宮下垂(reikotさん)、気分が優れない(ともとも16さん)などが上げられました。いずれも婦人科外来では、頻繁にある訴えで、私自身もよく漢方を活用している症状です。ともとも16さんが経験されたように、西洋医学的な検査では何の異常も証明することはできないけれど、本人にとっては苦痛となる症状がある場合には、漢方が有効である場合が多いように感じます。 漢方の使用経験がある方の中でも、効果を実感できた方、よくわからなかった方がいらっしゃるようですが、linaさんのように周囲の方の使用体験から、漢方に対して悪い印象を持ってしまう方もいるようです。患者さんの中には、友人が○○(症状や病気)に△△という漢方がとてもよく効いたというので私にも処方して欲しい、と訴えてくる方もいます。ここに、漢方に対する誤解が少しあるかもしれません。 東洋医学では、同じ症状を訴えていても、その方の体質などによって処方する漢方は異なります。漢方を処方する際には、検査データを診るだけでなく、漢方的診察(聞診・問診・望診・舌診・腹診・脈診など)を行い、その方により適切と思われる処方を考えていきます。診察室に入ってくる様子、声のトーン、話し方などもすべて処方選択のヒントとします。イライラを訴えても、一つのことだけが気になってイライラするのか、あれこれ色々な事が気に入らなくてイライラするのか、これでも処方が異なってきます。ですから、友人と同じ症状でも、必ずしも同じ漢方薬で効果があるわけではない、ということを理解しておきましょう。 また、4-5人に1人は持っているという子宮筋腫。多くの方が持っているだけに、漢方でよくなりませんか?という質問もよく受けます。子宮筋腫そのものの縮小効果は、一般的には漢方では期待できません。子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けて大きくなり、症状も悪化しますので、対症療法(過多月経に伴う貧血に対しての貧血治療や、月経痛に対する鎮痛剤使用など)に続く治療としては、ホルモン治療が基本となります。 しかし、子宮筋腫があることによる月経痛や過多月経などに対して、効果的な漢方もあります。器質的疾患(画像や検査データで異常を証明できる病気)がある場合は、その病気の原因を考えた上で、西洋医学的治療・東洋医学的治療の効果的使い分けをしていく必要があります。 Yucci1さんは、専門医とよく相談して漢方を試しておられるようですが、今は店頭でも漢方が販売されていますね。婦人科系で使用経験のある方(YES)は、どのようにして漢方を選び、試していらっしゃいますか? 漢方をどのように手に入れて使用されていますか? 婦人科系での使用経験はない方(NO)も、他の症状で漢方の使用経験があれば、その選び方や入手方法について教えてください。漢方をまったく使ったことがない方(NO)は、引き続き漢方に対するイメージなどを教えてください。 みなさんの投稿、お待ちしております。★こちらもご覧ください!〜鈴木議長の過去の円卓会議より〜・いきつけの婦人科、ありますか?・婦人科検診について情報交換できる友人がいますか?・女性の健康管理の補助制度、活用していますか?
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