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会議番号:3290 開催期間 2014年04月18日- 04月25日
「安倍首相の外交を支持しますか?」の問いに対し、支持・不支持は4対6という僅差ですね。支持する理由を、若草物語さんは「今までの日本の政治家が他国のいいなりになり過ぎていた。安倍さんの行動は当たり前で頼もしく感じます」と書きました。核心を突いた指摘だと思います。marco302さんも「強気の外交は評価に値する」と言っています。安部さんの「強い日本」「取り戻そうニッポン」という姿勢が支持されているようです。 不支持の側は「個人の信条と国家の利益は分けて」(シンゴパパさん)「近隣諸国との軋轢を回避する外交を」(らはさん)など、個人の信条より全体の利益を考えた外交をすべき、という意見です。 いずれも中国・韓国を念頭に置いた議論だと思います。中国や韓国は、日本以上に自国の考えを大きな声で主張しています。互いに意見を言い合うことは大事です。ただ、意見を言ってスッキリするだけでは外交にはなりません。自国の考えを相手に納得してもらえれば外交成果となります。仮に相手を怒らせても、主張した意見に多くの国が賛同し、国際的な支持が集まれば、これも外交成果になります。 相手を怒らせ、国際的に支持がなければ、外交としては失敗です。失敗しようと主張すべきは断固主張する、というのは自己満足で、外交的に孤立する恐れがあります。その典型は北朝鮮です。 「近隣の国家間で利害が対立するのは、ある程度仕方のないこと」(若草物語さん)かもしれません。問題は、その利害対立を放置したり拡大したりすることが、自国の利益にどう影響するか、です。 なぜ中国、韓国と関係が悪化しているのか。尖閣列島や竹島の問題がありますが、底流には力関係の変化や、日本を含めそれぞれの国の国内事情があります。 日本の経済力がダントツに強かった時は、中国・韓国は腹に不満を抱えながらも、日本の資金や技術を得ようと事を荒立てない低姿勢を続けてきた。国益を感情に優先させたのです。 今や経済規模で日本を超えた中国は巨大な市場持つことで強い立場に立った。韓国もサムスンやヒュンダイなど巨大企業が育ち、自信を付けている。その一方で、両国とも発展が格差を生み国内にイライラが溜まっています。 格下と思っていた相手が、急に力をつけ、見返すような態度を取られるとカチンとくる。プライドを傷つけられたような思いが、停滞する経済や満足できない暮らしへの苛立ちとあいまって、反中意識や嫌韓感情を煽る。そんな気分が私たちの社会に漂っていないでしょうか。 それぞれの国が、内部に抱える不満を煽りながら対抗心を掻き立てる。その先に何があるのでしょうか。 外交は、時にはケンカもあります。しかし、着地点を見定めたケンカでないと、外交とは言えません。戦前の日本は、国民感情を煽り、火がついた世論を背に計算も勝算もないまま武力行使に発展した。世界はあの時代と大きく変わっていますが、安倍首相の外交は、「計算した着地点を見定めたケンカ」になっていると思いますか?★山田議長の過去の円卓会議より・TPP参加、成果は期待できると思いますか?・沖縄問題。あなたの考え、まとまっていますか?・TPP協議に参加することに、賛成ですか反対ですか?
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