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会議番号:3321 開催期間 2014年12月05日- 12月12日
どうも今回の総選挙は自民党の思惑通りという結果になりそうで、嫌な感じがしています。もちろん自民党・公明党が明確な長期ビジョンを掲げた上での選挙だったらいいのですが、はっきりしているのは消費税引き上げを1年半先延ばしにして、そのときは何が何でも引き上げるということぐらいでしょうか。アベノミクスの成果のうち、最も大事な「第3の矢」はまだ姿も成果も見えないのでは、問われても困るというものでしょう。 にしひがしさんの言われることはその通りなのですが、そのリーダーシップを誰が取れるのか、あるいは誰に取らせるのかを、私たちが選ばなければならないということが大事なポイントです。そのためには,私たち自身がどのような社会を求めるのかをある程度は考えておかなければなりません。 たとえば軽減税率を考えてみましょう。今回の選挙で与党が勝てば、われわれは軽減税率を求めることになります(少なくとも公明党はそう主張するでしょう)。自民党はあまり積極的ではないのですが、2017年4月から複数税率という難しい制度が導入される可能性が高まります。それをどう考えるか。これもポイントの一つです。 原発はどうでしょう。当然、自民党は予定通り再稼働(たとえば鹿児島の川内原発)することになります。問題は、原発のリスクはゼロにはならないということです。100万分の1であれ何であれ、リスクはゼロではありません。そうすると電源の安定のために私たちはそのリスクを取るという決断をするということでしょう。それが私たちの選択だということを忘れてはなりません。 僕自身は、安倍政権の支持率が高いうちに、社会保障改革をする必要があると思っていました。なぜなら痛みを伴う改革は支持率が高い内閣でなければできないからです。しかし安倍首相は、痛みの伴う改革、すなわち社会保障給付の削減という政策を打ち出さないままに選挙に走りました。増税先送りと社会保障改革の先延ばしで財政再建はますます難しくなっています。日本国債の格付けが引き下げられ、円が安くなっていることがその表れでしょう。これで日本の長期ビジョンを描けるのか。これから社会に負担をかける年齢にさしかかる団塊の世代としてはとても気になります。 さて皆さんにおたずねします。「社会保障改革」という時、皆さんは何が最も大事だと考えますか。子育て支援? 老人給付の削減? 生活保護の削減? 財源を年寄り向けから若者向けに振り替える?あなたがどのような社会を望むのか、争点のひとつである社会保障を通じて考えてみましょう。 たくさんのご意見をお待ちします。*イー・ウーマン編集担当から 投稿のルール「I statement」を守り、自分の投稿に「私は」を入れ、自分のことだけに限定して投稿してください。 特に選挙に関する円卓会議ですので、各自が自分自身で考え、選んでいただくために、掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。 「I statement」とは、コチラをお読みください。★藤田議長の過去の円卓会議より・今回の内閣改造。評価しますか?・集団的自衛権行使容認、あなたは賛成ですか?・参院選、あなたの期待通りですか?
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