イー・ウーマン（ewoman）

別件でクリニックに行った時のみ（ゆりえってぃ・22）

子宮頸がんの検査は他の症状で病院に行った際に、その場で「検査受けたこと無いの？した方がいいわよ」と言われて受けました。しかしその他の婦人科検診は受けたことがありません。大学院の近くに下宿しており、実家が遠いためです。実家に「チケット」が届いており帰省した際受けようと思っても、年末年始やお盆に重なり中々検査に行くことができません。特定疾患の制度のように、住民票のある地域以外の場所でも医療機関の認定が受けられ、割引される制度があると助かります。

自治体からのクーポン（kyoko004・神奈川県・37）

自治体から郵送されてきたクーポン（年齢節目健診用）で、子宮頸がん健診に行きました。実は以前、結婚後すぐに行った人間ドックで、婦人科系の疾患が見つかり、手術をした経験があります。全く自覚症状はなかったのですが、今後の妊娠出産に差し障りがある疾患だったため、発見できてよかったと思っています。そのため、定期的な健診の重要性をひしひしと感じています。

毎年受診して安心しています（倭媛・大阪府・39）

会社の制度で毎年人間ドックを受診しています。その受診項目に婦人科も含まれています。今までに問題があったことはありませんが、毎年きちんと受診しているから健康面で心配することなく、家のことや仕事のこと、他の心配事に気持ちを割くことができるのだと、制度が有るのをありがたく思っています。

勿論！4日前に受けたところです（Funebun・海外・その他・37）

ここ10年間は欠かさずに受けています。おかげで子宮筋腫、子宮内のポリープ、卵巣腫瘍が見つかり、ポリープは7、8年前に取り除き、子宮筋腫は発見当初直径8センチだったものが、上手く共存した結果今ではゴルフボール大に。血液検査でビタミンD３不足も指摘されサプリメントを摂取しています。自分の身体と長く上手く付き合って行くために欠かせないものです。

相談できる医師との関係（nita・東京都・48）

自分自身のカラダへの関心が低いと感じています。スポーツに関わる仕事をずっとしてきていて女性の女性としてのカラダに対しての意識を育てていかなければと感じています。幼いころから意識して自分自身が、自分で体とこことのコントロールしなければならない「きっかけ」があったことが私のこの意識を育ててくれています。身体は挿げ替えられませんから、大切にし、身体の声を聴き、一生のパートナーとして大切にしてもらいたいと思っています。

安心するために毎年受診します（ayaPa・神奈川県・39）

当社は、年1回健康診断を受診することが社員の義務。女性には乳癌・子宮癌検診がもともとついています。社内では「今年はもう受診した？」という会話が自然となっています。両親も毎年受診している家庭なので、当然のこととして受け、診断結果を一緒に見ています。毎回結果は何の異常もありませんが、自分が自分の体について安心するために受けています。受けないと逆に、何か病気があったらと不安になります。

自分の為に（おさりん・大分県・39）

30歳から毎年婦人科検診を受けています。受けたきっかけは会社の健康診断で婦人科検診を受けることができたからです。1年目に乳がんで要精密検査となり、3年目には子宮筋腫を発見。どちらも結果的には問題ありませんでしたが、これからも、あの時受ければよかったと後悔したくないので自分の為に毎年受診します。

がんになりやすい家系？（talisman・東京都・56）

母方の祖母は子宮がんで、父方の祖母は直腸がんで亡くなっており、父も健在ですが大腸がん、肺がんの手術を受けました。そのため、人間ドックにオプションの婦人科検診をつけて毎年必ず受けております。また、新入社員で入社した直後から、がん保険にもはいっています。夫の父親も肺がんで亡くなっており、がんになりやすい家系なのかなとも思いますので、家族で野菜を多くとるように心がけ、できるだけ安全と思われるものを食べるようにしています。

会社の定期検診で（Ｔｏｈｋｏ・東京都・45）

会社の定期検診で、オプションで婦人科健診がついています。せっかくなので、一緒に。婦人科を一緒に受けることにすると、曜日の制限があったり面倒な点もあるのですが、呼びかけがくるだけで動機付けになると感じています。

仕事も健康管理も予防観点から（おひさまようこ・東京都・35）

NOです。普段健康なので、ついつい優先順位が下がってしまいました。病院は怖いという子どもの頃の感覚が消えないのと、やはり病気や怪我に関しては今までずっと対症療法アプローチだったことが原因だと思います。仕事では予防の観点で動くのに……。ちょうどこのタイミングで会社から検診案内が届いたので、早速申し込みます。

投稿ありがとうございます。
現時点、Yesが77％と日本のがん検診受診率をはるかに上回る投票結果となっています。

YESの方は、「自治体のクーポン券」（kyoko004さん）や「会社の補助制度」（倭媛さん、ayaPaさん、おさりんさん、Tohkoさん）を利用して婦人科検診を受けている方が多いようです。

また、大学生などから「無料クーポン券が実家に届いているのだけれどなかなかタイミングが合わなくて受診できない」という声をよく聴きますが、自治体の補助を利用してのがん検診は、基本的に住民票を置いている自治体にある契約医療機関での受診が基本です。ゆりえってぃさんのご指摘のように全国どこでも受診可能な体制になれば、より受診率が上がるかもしれません。

Talismanさんのように家族にがんの方が多い方は「がん」という病気がより身近で「がん」に対する意識も高く、人間ドック受診時に、自らオプションで婦人科検診を加えて受診しているようです。
一度検診を受けて何らかの疾患が見つかると、それをきっかけに毎年検診を受け続けることにつながるケースもあるようです。

今回、NOで投稿をいただいたおひさまようこさんは、今までは健康であること、病院・検査が怖いというイメージを持っていたようですが、「会社からの検診案内をきっかけに早速検診を申し込みます」というアクションを起こしてくださいました。

今回の投稿では、特に職場（健康保険組合など）の補助を利用しての婦人科検診受診が多いようです。そこでYESの方にお伺いします。もし今後、現在受けている補助がなくなった場合はどうされますか。
NOの方からは、引き続き、受診しない理由、こんな制度・受診機会があればぜひ受診してみたい、この不安・疑問が解決されれば受診してみたい、など具体的なご意見をお待ちしております。

これまで無料クーポン券によるがん検診受診促進事業で、負担を軽減しても大幅に受診率は伸びませんでした。がん検診受診率向上のための、ヒントを引き続き皆さんからお待ちしております。また、職場や地域などで検診受診率向上に向けての取り組みを行っているケースなどがあれば、教えてください。


※注：事業主は労働安全衛生法のもと定期健康診断の実施の義務があるため、労働者の場合（雇用形態によりますが）、法律に定められた最低限の健康診断は受診する機会があります。そこに健康保険組合（健保）などの補助があれば、項目をより増やした人間ドックへの変更や婦人科検診の追加などをすることができることが多いですが、補助制度は各健保により補助状況は異なります。
健保などの補助制度で婦人科検診を受ける機会がない方には、自治体のがん検診の補助制度があります。ぜひ補助も上手く利用してがん検診をお受けください。




★鈴木議長の過去の円卓会議より
・婦人科系の体調管理。漢方を使ったことがありますか？
・いきつけの婦人科、ありますか？
・婦人科検診について情報交換できる友人がいますか？
 

• 2015.01.26
• 鈴木美香 医学博士　産婦人科医