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会議番号:3332 開催期間 2015年03月06日- 03月13日
ことしの1月17日は阪神淡路大震災から20年目でしたが、記者として阪神淡路を取材したこともある私も20年目であることは忘れていました。阪神淡路の被災者というNyaonさんが20年目の前日に東京出張した際に、阪神淡路の言葉がどこにもなかったというのは、まさに阪神淡路の風化を物語るものでしょう。 実は、東日本大震災から1年足らずの時期に、仙台から上京した折に、昔の記者仲間との懇談会に参加したのですが、そのときに震災が全く話題にならなかったのに驚くと同時に、その人たちとは縁を切りました。本当に人生いろいろですね。 被災地では、この週末あたりから、個人の家では法要があったり、地域では追悼行事が行われたり、震災の記憶が呼び起こされる時期になりました。昨日(3月8日)は、宮城県名取市の旧閖上小学校で、灯籠とキャンドルに灯をともす追悼行事があり、4000個の灯りをながめてきました。閖上は家から近いのですが、知り合いがいるわけではなく、こまこまさんが語っているような「罪悪感」もあって、躊躇していたのですが、4年目ということで、出かけました。 海外在住の方々からのコメントが多かったのですが、世界の人から見れば、日本といえば、まだまだ原発事故も含めた大震災が思い浮かぶと思います。被災地を訪ねたことのない人には、ぜひ、被災地の今を見ていただきたいと思います。津波被害のひどかったところは、いまだに空き地になっているところが多いのですが、想像力を働かせば、震災前の住宅地や街並みが見えてきます。海外に出かけたときに、「震災は大丈夫だったのか」と尋ねられて、「被災地を見たこともない」というのも、大震災と同時代の日本人として、切ないような気がします。 ところで、今回の震災は、いろいろな教訓を残したと思いますが、みなさんは、どんな教訓を得ましたか。「のど元過ぎればで、大震災といえども風化する」というのもありそうですが、ちょっとさみしいので、ほかの教訓をさがしてみてください。★高成田議長の過去の円卓会議より・東北の復興支援、続けていますか?・最近の世界経済、気にしていますか?・原発の汚染水問題、理解していますか?
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