イー・ウーマン（ewoman）

後に続く人を育てたい（いつもにこにこ頑張ろう！・大阪府・48）

20年前、仕事が楽しく、ただただ一生懸命働いていました。現在。まずは目の前の仕事を一生懸命する、というスタンスは変えていません。でも、自分の役割は随分変わったと思います。グループのマネジメント、メンバーの育成、仕事の成果への責任。男社会で女性のマネジャーも自分の部門にはいないため、後輩女性のロールモデルになれるようにと意識して、後に続く人を育てたいと思って働いています。でも、つきつめれば、自分が働きたいから働いている、というのは変わりません。

ガムシャラから協働・育ちあいへ（cheer・大阪府・48）

もともと内向的な性格である一方で自立心旺盛かつ事情により預貯金ゼロからの社会人スタートでした。そのため、ベンチャーに就職した後は、とにかく自分で自分を食わせるようになるべしとガムシャラに働き、仕事時間は9時～22時や24時という生活で、協働する意識は正直、余りありませんでした。少し大きな同業他社へ転職してから、同僚と意見交換あるいは協働し、後輩へ何かを伝え、育て、同時に育てられることを意識するようになりました。

仕事と人生が融合してきた？（hope&faith・東京都・49）

働き始めて26年。最初の11年は夢中で仕事をしてきました。転職1回、夜間大学院に行く等、思い立ったらすぐ実行という行動力で働いていました。しかし、子どもを産んで1年後、自分のやりたいことを見つめ直したくなり、家族の事情もあり渡米した機会に、自分の心の声に耳を傾けました。帰国後パートで仕事を再開、自分にスキルがあることの有難さが身にしみました。博士課程へ進学し再びフルタイムの仕事に復帰しました、これからは創造的な価値のある仕事をますますしたいと思います。

還元（真打ち・栃木県・45）

20年前と明らかに異なる点がある。仕事や経験で蓄積された思いを社会へ還元する意識だ。最近は、乞われて行政の委員や組織の役員に就いている。肩の力が抜けた加齢変化もあるが、子どもの成長と並行するように、“継承”や“人材育成”への思いが強まった。仕事は三つ。仕事が終わり、滑り込むように会場入りすることもあるが、綿密な準備のお陰で混乱はない。この20年は、私の人生の軸を育ててくれた。

変わりました！（ナカサワ・東京都・45）

働き始めて23年目。20年前は「女子はサポート業務、寿退社が当たり前」なメーカーでした。それが少しずつ結婚後も、産休・育休を使って働き続ける人が増え、役職者も出てきています（私もその一人）。また、20年前は「上司や男性社員に気に入られてなんぼ」という空気がありましたが、今では年上男性にも堂々と自分の意見を主張する女性が沢山います。実力と自信がなければ出来ないことです。数字には表れませんが、これが一番大きな変化だと思います。

「ともかく」から「どう」へ（mube・栃木県・62）

女性が対等に働くことが難しかった時代、20代のころは「ともかく働く」ということを考えて、学部や専攻を選びました。その後も結婚や子育てとの両立に綱渡りをしながら、働くことを継続することを第一に。その後経験をつみ技術や知識が自分のものとなり「自分を生かせる仕事で働く」という意識に変化したのは40代半ばの頃。そして子育ても終わった60代の今は「社会に貢献できる事業で働く」と意識が変化してきました。

量と質（ゆきなな・海外・その他・34）

10年前を振り返ると、とにかく若いうちは修行だからと自分に言い聞かせ、どちらかと言うと仕事は質より量。結果を出すことに固執して、結果が思わしくない時の落ち込み方もひどかったです。現在は多くの経験を経て、仕事は量より質。この質を高めるためにwork–life balanceを考えるようになり、時間的にも精神的にも余裕を持つことで、結果に対する受け止め方もpositive、強さが備わったかなと思います。

働き始めて11年です（レッズ・埼玉県・34）

11年前と比べて働く意識は格段に変わりました。自分の成長を実感出来る11年間でした。仕事が出来て、人間としても尊敬出来る上司・先輩に出会えたことで、彼らに追いつくためには何をすればいいのか、といつも思うようになりました。また、入社当時は目の前の仕事に向かってがむしゃらに働いていましたが、もっと成果を出すために短時間でより効率的に働くことを意識するようになりました。もっと自分を成長させて、もっと社会に貢献したいです。

自分の成長を感じられた1日（banana5・神奈川県・38）

製造業の企業で働き始めて12年目。2年前に子どもが生まれ、子どもが元気で一緒に成長していきたい！という、仕事とは別のところで研ぎ澄まされた明確な目標ができた。今日2回目の国際女性ビジネス会議に参加し、子どもがいなかった前回参加時に比べ、講演やセッションの話がよりリアルに深く心に響いたことに少し驚いた。悩みを解決したい、成長したいという気持ちと本気度がアップしているんだと思いそんな自分を嬉しく思った。

特に変化はありませんが（kko・海外・その他・50）

30年近く前に日本で最初に就職した頃、どんな仕事でも、結婚してからもずっと続けたいと考えていました。留学を経て仕事内容は変わりましたが、考え方は今も同じで、働き方(仕事への姿勢)も変わりません。ただし、以前は制度や規則など、自分を中心に考えてきましたが、年月を経て、国家や国際的な視点から物事を考えるようになってきたように思います。

まず、昨日の第20回国際女性ビジネス会議、ご参加ありがとうございました！
1100人という参加者との10時間半。素晴らしい1日でした。　
レポート等は、会議公式サイトで発表していきますのでお楽しみに。
 
そして20年を振り返る、今週の「働く人の円卓会議」にも、たくさんの投稿をありがとうございます。
皆さんの投稿を読ませていただくと、20年間の変化がいろいろ見えてきます。
 
いつもにこにこ頑張ろう！さんの「後に続く人を育てたい」、
cheerさんの「後輩へ伝え、育て、同時に育てられることを意識するようになりました」
というような、後輩を育てる意識。
 
真打ちさんの「仕事や経験で蓄積された思いを社会へ還元する意識」、
mubeさん「社会に貢献できる事業で働く」、
というような、社会の役に立つ、という意識。
今回NOと答えたkkoさんも、「国家や国際的な視点から物事を考えるようになってきた」とのことでYESですね。
 
hope&faithさんの「創造的な価値のある仕事をますますしたい」
のような、自分のクリエイティビティを発揮するという意識。
 
ゆきななさんは、34歳にして「仕事は量より質」、そして
「結果に対する受け止め方もpositive、強さが備わった」と、
課題や成果の受け止め方の変化。
 
同じく34歳のレッズさんは、尊敬出来る上司・先輩に追いつくために「何をすればいいのか、といつも思うようになりました」「もっと自分を成長させて、もっと社会に貢献したい」と、自分を高めようとする意識。
 
つまり、全ての投稿に共通することは、後輩や、属するチーム、社会という、「“自分の外”に視点が向かうようになった」という変化と、自分を役立たせるためには、前進するためには何をしていけば良いだろうかと、「自分が貢献できることを考えるようになった」という変化。働き続けてきたことで、この2つの基本的な、そして、ものすごく大切な姿勢・視点に、気づいてきた、ということだと思います。
 
最初は自分のことばかり考えていた。しかし、今は、周囲や後輩のために、と視点が外を向く。
今までは、自分のスキルアップ等と考えていたかもしれないが、今は、どうしたらもっと自分は役立つのだろうという視点で、貢献という考え方が育ってきたということだろうと思います。
私自身も同じです。
 
ではそれらは、どういう機会に、認識出来るのか。
「認識をする」ということが大切なのだろうと思います。
 
ナカサワさんの「数字には表れませんが、これが一番大きな変化」と表現してくださったように「実感」も、大切にしたいです。
そしてbanana5さんは、国際女性ビジネス会議に参加してから投稿してくださったんですね、ありがとうございます。会議参加という出来事から「解決したい、成長したいという気持ちと本気度がアップしている」自分を再発見。ということで、素晴らしいことです。
 
そこで、水曜日サイトアップに向かう会議２日目は、自分の変化や成長を感じた出来事について、教えてください。どういったときに、自分の意識が変わったと思う、思ったのか。意識はどう変わったのか。また、NOの方は、どういった時に自分は変わっていないと思うのか。あるいは、どのようにシフトしたいと思うことがあるのか。教えてください。
 
20年を振り返って、20年たっていない方は働き始めてから今までを振り返って、自分の変化に注目してみましょう。投稿には「働き始めて●年」等、わかるように明記して、体験をお寄せください。
 
たくさんの投稿、お待ちしています。


★7/26（日）開催しました！
「第20回国際女性ビジネス会議」
今年のテーマは「Make History」

★佐々木議長の過去の円卓会議より
・「多様な働き方改革」に興味ありますか？
・労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか？
・健康管理のための毎日の習慣、ありますか？

• 2015.07.27
• 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長