働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3340 開催期間 2015年04月24日- 05月01日
たくさんの投稿、ありがとうございました。 イエス・ノーの投票結果を見ると、98%が関心があると回答されていますから、このテーマが、多くの人の生活に密着していることが想像出来ます。そして、今回の投稿を拝読しながら、ピアのみなさんの働いている状況がわかってきました。 皆さん、いい職場で仕事をしているようで、「自分が選んでいます!」という空気が伝わって来ます。素敵です。 今週は「働き方改革」を掘り下げて考えていきたいので、 「今、こういう働き方ができる」など、許される働き方について考えるのにとどまらず、 以下の3つの点について考えていきたいと思うのです。 1:許された働き方をしながら「貢献」ができているのか。成果がでているか。 2:できているとしたら「その貢献とは何か」、それを「どう評価する」のか。 3:そして、その先、もしも長く仕事を続けるという選択をした場合、同じ組織の中で働いてきた「男性たちと同じキャリアの道があるのか」。これは、Aiさんのおっしゃる「正社員で多様な働き方」であるのに加えて更に、昇進や昇格等への道が同じように与えられるということです。 つまり、miko87さんの疑問が、そのまま今週のテーマなのです。 「子育て、家事、介護など、家族のことはまず女性」という考えで対応しながら働きたい人たちのために、「多様な働き方」が考えられてきてしまったがために、ある一時的な、主に女性のニーズに応えた法整備ができています。家族のことに対応しないで長時間働き続ける男性たちが「中央道」となってしまい、それを彼らは「通常」の働き方と想定し、無意識のうちにそれ以外を「多様な働き方」として考えて来てしまった。 働きやすくなったと感じる女性も多いですし、それも事実です。しかしそれは、大きな視点で見ると、キャリア・社会の中央道から、知らず知らずのうちに女性たちが外れていく仕組みでもあったのではないかと、そういう可能性はないかと、私は考えています。働く女性が増えたが、指導的立場にも、リーダーにも女性が少ないというのは、そのためでしょう。ここが、働き方改革の、次のステージだと思っています。 miko87さんの「私が勤める会社では、女性の出世は男性のそれより非常に厳しいです」が、まさに私の疑問でもあります。「柔軟な働き方」と「将来におけるキャリアの可能性」と両方を実現させる「多様な働き方」を考える必要があるのです。だれもが管理職を目指していないことは承知ですが、同時に誰でも、5年後、10年後に、「気が変わる」こともあるでしょう。制度面では、誰もが選択し続ける事ができるようにしたい、というのが私の考えです。そこでいろいろ一緒に考えてみましょう。 例えば、いのくちさんの組織は、「フレックスの導入等を訴えてきましたが、いまだに実現できていません」ということですが、導入出来ない課題は何なのか。導入したい理由は何なのか。両側から考えてみたいですね。 かんぱちさんは、「昇進したら残業つづき」とのこと。「管理職とは何か」という裁判がいくつも起こされていますが、管理職でも労働時間の制限はありますし、22時から午前5時は、深夜手当が支給されます。では、「管理職とは何か」「管理職の労働時間はどう考えるといいのか」。 オッパさんご提案の「分単位・時間単位で申請できる有給休暇」は、現行法では時間単位なので、分単位はできません。でも、どのような仕組みになったら、働きやすいのかを考えてみたいです。 Aiさんは「月単位で所定労働時間働けばよいのでとても助かっています」とのこと。フレックス制の中での対応がとられていると思いますが、1日の労働時間は8時間以上になることがありますか。1ヶ月での総合労働時間で働けるようになったら便利だろうか。生産性が上がるだろうか。賛成理由、反対理由があるとしたら、それどれ何だろうか考えてみたいです。 「どのような制度があれば働きやすいかという調査を人事部主導で管理者が社員にヒアリングしています」ということですが、実は、「現場の声」だけを聞いて解決策をつくっていくと、過去30年間と同じで、中央道を歩けない人のためへの対策となってしまうので、危険だと私は思います。そこに長期的な視点を入れるには、どうしたらいいだろうか。 kyoko004さんのように、「それに報いるためにもしっかり成果を出して貢献したい」という素晴らしい社員、スタッフのために、長期キャリア人生を見た時にはどうなのかも考えなくてはいけないのです。 わんころりんさんのご指摘の「非常に働きやすいです。残念なのは、人事評価が生産性より、長い時間働く人の方が評価が高い事です。働き方を考えるにあたり、人事評価の仕方を変える必要性を感じます」を議論する必要が出て来たのです。 けろまりさんがおっしゃるように、「企業が労働者の希望を受けられるいくつかの選択肢を持っている」「選択をより柔軟にできることのほうが求められてると」と私も考えます。 ということで、再度考えてみたいと思います。たくさん論点があるので、月曜日から水曜日に向けての今日の議論は、まず、上記の問いかけを掘り下げて、労働時間と成果の関係について、意見を頂けますか。 例えば、1ヶ月合計の労働時間が決まっていたら1日の労働時間の制限がなくてもいいのか。在宅や夜間、早朝等の時間を合計して1日8時間で労働時間が認められたら働きやすい=貢献しやすいのか。フレックス制の導入や裁量制など、どのようなルールが便利だったり、改良を必要としているのかなど、投稿をお待ちしています。★7月26日(日)に「第20回国際女性ビジネス会議」を開催します。会議テーマは「Make History」です。プログラムや詳細は、公式ホームページをご覧ください。 4/30(木)まで、早割<第1弾>受付中★佐々木議長の過去の円卓会議より・労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか?・健康管理のための毎日の習慣、ありますか?・来年の手帳に、自分を予約していますか?・管理職になりたいですか? ★新連載! ダイヤモンドオンライン 佐々木かをりの「実践ダイバーシティ」 第2回「ダイバーシティ=身勝手が許される、と誤解してはいけない」
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