働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3359 開催期間 2015年09月04日- 09月11日
1964年の東京五輪は10月10日が開会式でした。この時期の東京は晴天が多く、競技日和とされ、今では10月の第二月曜は「体育の日」になっています。日本で開催するなら10月。kemkemさんが主張される「秋に開催」に私も大賛成です。 なぜ猛暑が予想される7月下旬から8月上旬に開催日を設定したのでしょうか。国際オリンピック委員会(IOC)は「2020年五輪は7月15日から8月31日の期間内におさめてほしい」との意向を立候補都市に伝えていたそうです。 2020年五輪に立候補した中東のカタールは「首都ドーハで10月開催」を提案したところ一次予選で落選しました。理由をIOCは「テレビの放映時間を確保しづらい」と言っています。とても正直な説明だと思います。 実は、アメリカの放送局NBCが22年冬季から32年夏季まで6回の五輪の米国向け放映権を既に取得しています。契約額はなんと76億5千万ドル(約9000億円)。このカネは各国の協会に運営費として配分されます。 アメリカでは真夏はプロ野球やフットボールなど競合するスポーツがお休み状態なのでこの時期なら放映枠を確保しやすい。秋になると欧州のサッカーも人気番組になる。つまりバッティングする人気スポーツがない真夏に五輪を開催するのは放映権との関係が重視されるからです。 SallyChanさんは「商業主義のイベントに変わったのですから、そもそも戻ることもないのでは」と言います。 日本の戦後復興を印象付けた東京五輪から半世紀が経ち、五輪の興業化は一段と進んだようです。IOCは巨額の放映権なしに五輪を考えられなくなっているようです。 しかしアスリート・ファーストを考えるなら「放映権ファースト」を何とかしたいですね。興業的には野球やサッカーがやっていない時のほうベターでしょうが、それでは競技者がベストを尽くせる大会にならない。観客だって猛暑の観戦は喜べません。 誰かが大きな声で「オリンピックを放映権の都合でやるな」と言わなければならないと思います。五輪の興行主はIOCですが、お客の声を無視した興業は廃れるでしょう。 どうすれば秋開催が実現できるか。放映権に刃向うなんて無謀でしょうか。「五輪・パラリン。アスリート・ファーストに戻せますか?」への投票と併せ、秋開催を実現する貴方のアイディアを投稿して下さい。★山田議長の過去の円卓会議より・本土の人は、沖縄に冷淡だと思いますか?・朝日新聞、廃刊にしますか?・安倍首相の外交、支持しますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.