働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3366 開催期間 2015年10月23日- 10月30日
皆さん、投票投稿、ありがとうございました。 あきんぼさんのおっしゃるように、「自分の仕事や働き方が法律に縛られている実感を持っていません」という方も多いでしょうし、abbyiさんのように「法律よりも意識の問題では」というのも、そのとおりです。働き手に意欲があり、雇い手が健康・安全・安心な労働環境を提供していれば、おのずと生産性の高い職場になるだろうと思います。 しかし、長時間労働が続き、休みも取れないという職場がまだあることも現実ですから、こちらの規制は強めて、労働環境を守らなければならない。 一方で、柔軟なルールを活用するばかりで成果を出さない働き手が増えたということもあるようです。 そして、ITを活用するなどして時間や場所を選ばないで働くことも可能にするなどの柔軟な働き方を求める声もあります。 blueberry53さんの「意欲を高めていく規制緩和」に私は大賛成です。まさに私が規制改革会議で長年主張してきたことです。 「担当者が自主的に仕事をする雰囲気が減った気がしてなりません」と私も感じています。 働く時間を短くしたり、健康安全に働けるようにすることを進めると同時に、意欲的に仕事をして成果を出す働き方の人が評価される社会になって行く必要があると考えます。 そのために、どんな法律を、改革していったらいいか。 やはり、前回も議論した、「労働時間で給与が決まる仕組み」からの脱却が、そのひとつではないかと思います。 mayupyonさんの希望する「長時間労働の規制」「働き方の自由裁量制」についてが、まさに、そのテーマです。 これは規制改革会議でも取り組んでいる改革したいテーマで、「三位一体の改革」という表現で、「新しい労働時間制度+労働時間の量的上限規制+休日・休暇取得の強制的取り組み」の3つをセットで改革しようとしてきました。 今の私たちの多くは、時間外手当がつく、つまり「時給で働いている」のですが、これは、仕事の中身、成果、生産性と関係なく、どのくらい長く働いたかを評価するという法律なので、ここを見直して、職種・職場によっては、労働時間以外の要素で給与を決めることができてもいいではないか、という議論。「働き方の自由裁量」というのが、今、できていないので、時間と関係ない評価軸での働き方はできないか、ということです。2つ目の上限規制というのは、今は、労使合意の36協定さえ締結していれば、時間外労働の上限がないに等しいのですが、これはおかしいから、絶対的な労働時間の上限を法律化したらどうか、という議論。3つ目が、有給などの休暇等を強制的にとらせる、という議論。この3つが同時に改革できたら、blueberry53さんのおっしゃる「意欲を高めていく規制緩和」、規制改革が、できると思います。 労働時間の上限も明確で休みも取れるなら、労働時間から解放される働き方を選び、安心して、自分の力を発揮して成果をだすよう働けるだろうということです。しかしこの3つを同時に改革、という提案が、なぜか、なかなか上手く進まないのです。なぜでしょう? 「三位一体の改革」なんて、すごくわかり憎い表現ですので、この表現変更も提案したいのです。いい案ありますか・・・? ゆいたんパパさんの「女性が産前・育児休業をした期間と同じ期間、強制的に男性も育児休業する」という案も、大切な指摘だと思います。男性の働き方が変わらないと、女性の働き方の改革にはいたらず、雇用改革が進まない。また、労働時間で給与を決めるとなると、例えば8時間労働で年300万円の女性がいたとして、その人が時短勤務になって6時間労働になると、給与も6/8で、225万円になります。しかし、「成果」で決めることができる=労働時間規制の解放、があると、たとえば、自宅で2時間分の仕事ができたり、成果で評価してもらえることによって、育児休暇等含めいままでなら時間短縮で働いていた時も、ずっと300万円の給与がもらえる。こんなことが実現出来たらどうだろうかと、考えていますが、どうでしょう。 かえで999さんの「1日6時間、週30時間」というアイディアに、私が起業当時語っていた働き方を思い出しました。 それは「会社の黒字が5年続いたら、我が社は交代制で週休3日にしたい」という考えです。その時は、しかし私も若くものすごく働いていたので、残りの4日間の労働時間を10時間にするとか11時間にするなど、少し長いことも想像していました。 あさーかすさんの「選択的夫婦別姓制度」は、大切なテーマです。「名前が看板」なのに、「銀行口座がつくれない、身分証明のときに困る」というのは女性の起業の妨げになります。皆さんが働く上で、この条件があるから働ける、働けないなど、日々の疑問や提案あれば、お寄せ下さい。また、労働時間や労働の場所から解放されるということの利点や課題もお寄せ下さい。さらに、就職や転職する時に、どんな情報があったら嬉しいか、どのような仕組みなら転職しやすいかなども、課題や提案、下さいますか。就職、勤務形態、転職、退職、といった働く中での不都合があれば、お寄せ下さい。続けて考えて行きたいと思います。★佐々木議長の過去の円卓会議より・労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか?・この20年間、働くことへの意識変化、ありましたか?・「多様な働き方改革」に興味ありますか?
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