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会議番号:3380 開催期間 2016年02月19日- 02月26日
たくさんの投票・投稿、ありがとうございます。 現時点で約70%の方が体調管理に漢方を使ったことがある、という結果になっており、漢方が非常に身近なものになりつつあると感じました。 風邪のひきはじめには葛根湯、花粉症には小青竜湯など、TVCMの影響もあり、多くのみなさんが知るところとなり、おれんじ78さんのように、病院に行くほどでもない状態のときや忙しいときなど、ご自分で購入して服用することも多いかもしれません。 一般的に自分で選択して漢方を購入する場合は、症状のみから漢方薬を選択する方法になり、体質の考慮がなされていないことが多いと思われます。内服後の不調や長期内服により症状が改善できないときは、専門家に相談することをお勧めします。また、漢方本来の薬効を知らず、間違った内服をするケースもあります。 よくあるのが、風邪のひきはじめに葛根湯を内服しながら、同時に解熱鎮痛剤も内服するケースです。身体を温めて発汗させて解熱を図ろうとする葛根湯と、解熱作用の薬では、作用が相反してしまいますので注意が必要です。 ぴょんこさんからは、病院で処方される場合、医師の東洋医学的診察がきちんとなされているのか疑問であると指摘がありました。漢方の処方には、一人ひとりの体質を見極めて、その人に合った漢方を処方していくことが大切です。時間を掛けてしっかりと診察(望診・聞診・問診・切診など)をしてくれる漢方専門の病院・医院もありますが、多くは自由診療(自費)かもしれません。保険診療内で多くの患者さんを診療しなければならない状況にあっては、時間に限りがあるため十分な診察時間を取ることが難しい場合もあります。また、体質や症状を見極めることなく、西洋医学的に病名投与で漢方を処方される場合もあるかもしれません。 受診に当たっては、漢方専門医であるか、診療は保険か自費か、などを事前に確認しておくとよいと思います。また、あきんぼさんのように「漢方は高額なイメージ」をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。病院では保険適用の漢方薬の処方が可能な場合が多いので、その点も併せて確認して受診すると安心です。 Kyoko004さんのように「自己管理の一環として何か日常的に摂取しようとしているところ」という方もいらっしゃるようですが、その場合、どのような情報があると助かりますか。 また現在は、ドラックストアやインターネットでも漢方の購入が可能です。自分で漢方の選択をしたいとき、どのような情報があるとよいですか。こんな方法があれば、より自分にあった漢方が選びやすくなるというアイデアがあれば教えてください。 漢方では、病気や不調を体のバランスが崩れた状態と考えます。そして、病気そのものを治療するのが目的ではなく、症状を改善することが目的であることが西洋医学との大きな違いです。marco302さんが、「西洋医学が必要のない体調不良に東洋医学の力を借りている」というように、病気ではないが健康でもない「未病」の状態の改善が漢方の得意とするところでもあります。 みなさんの体験を共有しながら、体調管理の一つの方法としての漢方についての理解を深めていきたいと思います。たくさんの投稿、お待ちしております。★鈴木議長の過去の円卓会議より・過去1年、婦人科検診を受けましたか?・婦人科系の体調管理。漢方を使ったことがありますか?・いきつけの婦人科、ありますか?
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