働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3412 開催期間 2016年10月14日- 10月20日
たくさんの投票と書き込みをありがとうございました。通報したと言う方は少ないですが、いろいろな疑問もいただきましてありがとうございます。 「もし通報するとしても通報者のプライバシーは完全に守られるのでしょうか?」(ナカサワさん)という疑問を書いてくださいました。児童相談所全国共通ダイヤル「189」への通報は、匿名通報でもかまいませんしプライバシーも守られます。場所が特定できない(たとえば、マンションの○階あたりとか、△△のあたりで××な光景を見たなど)場合でも大丈夫です。児童相談所ではいろいろな方向からの情報をキャッチするように心がけていますから、情報の点がつながると子どもや親の状況をより的確に把握できるようになり、どのように支援していくかのプランを立てるためにも役立ちます。 「きちんと然るべき機関に通報しないと動けないようなので、本当に心配な子を見かけたら通報したい」(yotsuba588さん)と書いてくださいましたが、まさにその通りです。通報(情報提供)がなければ、行政が虐待にさらされている子どもを見つけることができません。虐待を受けている子どもを守ることも、子育てに困難を抱えている親に対して子育ての支援をスタートすることもできないのです。 行政から出産後の訪問支援として、以下の2つがあります。◆新生児訪問 出産後に「新生児訪問等相談申請票」というハガキを出すと、生後28日以内(里帰りの場合は60日以内)に保健師や助産師などが訪問する事業があります。新生児の発育確認を中心に、子育ての相談に応じてくれます。 ◆「こんにちは赤ちゃん事業(乳児家庭全戸訪問事業)生後4か月を迎える日までの赤ちゃんがいる全ての家庭が対象で、保健師や助産師、保育士などが自宅を訪問し、子育ての悩みなどへのアドバイスを行ってくれます。 地域によっては「こんにちは赤ちゃん訪問(新生児訪問)事業」などと一つの事業として、すべての家庭を訪問する事業を行っている自治体もあります。 このような出産後のサポート事業がありますが、ここを過ぎると、行政の方から「困ったことはないですか?」「大丈夫ですか?」という訪問や問いかけはなくなります。ということは、困ったら自分で電話して相談したり、関係機関に相談に出向いたりしなくてはなりません。 「『疑い』レベルで通報することは、とても人を傷つけるので、軽はずみには出来ない」(ナカサワさん)という投稿がありました。1回目の原稿にも書かせていただきましたが、通報は親を追いつめるためのものではありません。虐待を受けている子どもの安全を確認・確保すること、そして子育てに困難を抱えている親への支援を行うためのものです。「大丈夫かな」の通報は、赤ちゃんが泣きやまない、かんしゃくが酷いなど何らかの子育てへの困難を抱えている場合も多く、行政からアドバイスや情報提供を行うなどの支援のスタートにつながります。 「189」。虐待通報したことありますか?通報したことがある方は、個人が特定されず差し支えない範囲で、どのような状況だったのかお聞かせください。通報したことがない、通報をためらったという方は、その理由をお聞かせください。 ★高祖議長の過去の円卓会議より・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか?・子どもの貧困と虐待。関連があると思いますか?・児童相談所。相談・通報したことありますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.