働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3414 開催期間 2016年10月28日- 11月04日
たくさんの投稿、有り難うございます。 日本は111位! この衝撃を受けて落胆したのは一瞬。皮肉なことに、私は111位で良かったと思い始めたのです。今の日本が、こんな程度!で、ランキングが上がり、勢いが止まってしまっては困る!と思い、「もっとまじめに継続的に取り組まなくては」と政府も企業も思ってくれる必要があるので、この111位を健全な外圧として受け止め、今後に期待しています。 mayumi*さんは「日本で女性がイニシアティブを取ることがいかに難しいか痛感します」との意見で、ゆみ子さんは「この指数の低さは、分析うんぬんとかのレベルではない」。 そして、「女性に活躍されちゃ困る」という「男性の本音」と指摘するのは、あみねねさんです。 そう。男女雇用機会均等法ができましたが、その後30年間かけても、日本の政治も企業文化も本質的な変化にいたらず、世界111位ということなのです。これは「自然増はない」ということを証明した形になっていますよね。女性管理職の%が発表されたり、取締役や監査役に女性を1人入れるようにというと、「僕の椅子だったはず」と思う男性たちから反対意見が出る。今の実態です。「大丈夫!に向けて」と真打ちさんが投稿下さいましたし、確かに、上がった項目に注目したいと思います。でも、94%が「大丈夫じゃない」という回答です。この刺激を、どう私たちが使って行くのか。どうしたらいいのでしょう。 ユリイカさんの「配偶者控除の撤廃を求めます」は、本当に大賛成。先日のNHKの「日曜討論」に出演させていただいた時にも言いましたが、配偶者控除は、男性の手取りをどうするのか、という議論であり、女性の収入とは一切関係がありません。もしも専業主婦を守るというなら、ある一定の収入以下の人(この場合は、専業主婦)個人の手取りを高くするという仕組みである必要があるでしょう。また、「世帯」として控除するという考え方だとするならば、収入が300万円の夫も、3000万円の夫も、関係なく、妻の年収で控除があるというのは、理解できません。「世帯」を見ているというのであれば、そのような世帯ごとの控除を希望する夫婦が、二人の、あるいは、他の家族も含めた世帯合計の収入が◯万以下なら各自に控除がある,ということも考えられるでしょう。どちらにしても、今のままでは何も進歩がない。そして、女性の活躍というより、男性の意識に直結している配偶者控除を見直さないと、男性の意識変化は無いのかもしれません。日本特有のこういった仕組みを崩していかないと、「女性活躍」の数字は変化しにくいのでしょう。 akko1226さんは「住み込みのメイド」を指摘されています。日本の住宅の狭さから考えても、住み込みで、というのは難しい家が多いかと思いますが、「お手伝いさん」はもっと普及してもいいと、私も考えています。家事の手伝いや、子育て支援について、施設の増加もそうですが、家庭内で複数の人の手を借りる選択肢を増やして行く必要があるでしょう。 みもざさんは、ある「士業の団体は各県で委員会が青年と女性に分かれています」とのこと。これも、根深いですね。業界による違い、また、都会と地方都市の意識格差。この課題は大きいです。これにどう取り組むか。「女性活躍推進法」で、従業員301名以上の企業は、女性活躍に関する数値目標と,達成のための行動計画を発表するということになっていますが、これを企業だけでなく、「業界団体にも適応する」という法改正をしたらいいと、私は考えます。さっそく、各所で発言するようにしますが、皆さんも声を上げて行きましょう。 まゆみtmさんがおっしゃるように、「大ナタをふるう」リーダーが欲しいです!! ロサンゼルスで税理士をしていらっしゃるAyaKonishiさんは、「個人の能力に目を向ける」ということ。そのとおりで、それこそが、私が「ダイバーシティ」の講演で話をしているポイントです。 本日から、アメリカに講演に行きます。最初がロサンゼルス。その後、サンフランシスコです。以下が講演予定です。AyaKonishiさんも、講演会場にいらっしゃいませんか? ということで、会議3日目に向けては、引き続き「日本の男女格差、世界111位に落下。日本は大丈夫?」にイエス・ノーの投票をしていただき、さらに投稿される方は、男女格差ランキングの分野でどれに注目し、どんな改善案があるか。日本のランキングを上げるには何をどうすればいいのか、ご提案ください。水・金は、アメリカから原稿書きますね! たくさんの投稿、お待ちしています!★北米での講演予定 (一部です。その他もURLわかり次第フェイスブック等に掲載しますね) ・11月1日:日米協会 ・11月3日:アジアソサエティ ・11月4日:UC バークレイ ★WEFの男女格差のレポートは、こちらからお読みいただけます。★佐々木議長の過去の円卓会議より・世界男女格差101位。日本が女性リーダーを増やす方法、ありますか?(2012年11月実施)・4月1日施行「女性活躍推進法」。期待していますか?・女性は日本を救えると思いますか?
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