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会議番号:3438 開催期間 2017年05月19日- 05月26日
みなさん、本当に多くのコメントありがとうございます。いかに食中毒が身近な問題になっているか、実感しました。 実は、食中毒といっても、病原体により5つの違いがあります。 ① 細菌性:サルモネラ菌やブドウ球菌、ウェルシュ菌など ② ウイルス性:ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど ③ 動物性自然毒:貝の毒、フグの毒など ④ 植物性自然毒:キノコ、アジサイなど ⑤ 寄生虫:アニサキス、サナダムシなど です。食中毒といってもこれだけの違った病原体があります。 一般的な細菌性食中毒やノロやロタウイルスなどのウイルス性食中毒、そして、現在、厚労省が注意を促しているアニサキスですが、これらは、加熱や冷凍による殺菌は十分効果があります。 しかし、細菌性食中毒であるブドウ球菌の毒素やウェルシュ菌の芽胞は、耐熱性であるため、加熱処理では殺菌効果は不十分です。 ブドウ球菌は、手指に付着した菌が原因となることが多いです。例えば、運動会の朝、素手でおにぎりを作ったところ、手のブドウ球菌がお米に付着し常温保存で菌が増殖します。これを食べ運動会の夜に救急病院に運ばれるといったわけです。 ウェルシュ菌は、普通の土壌や動物の腸管に存在しています。汚染された鶏肉や牛肉を加熱しカレーやシチューを作っても、耐熱性のため殺菌されず生き残ります。その後、常温保存中に菌が増殖し、それを食した数時間後か翌日に食中毒を発症するといったわけです。 食中毒予防にYesとしていただいたDiamondBarさん、morning1967さん、そしておがわさんは、具体的な方法として加熱殺菌とありました。Sallychanさんは、ウェルシュ菌まで視野にいれていました。また、Noのかたでも、加熱や、冷凍にて対応という意見がありました。 加熱では不十分な食中毒を例に挙げましたが、加熱と冷凍は食中毒の予防の基本の一つです。 家庭での食中毒予防、原因と対応については、厚労省のサイトにも情報がありますので参考にしてください。 私の率直な印象として、コメント数や意見内容から、皆さんの健康意識の高さに驚かされます。 では、2日目に皆さんと議論したいのは、食中毒になってしまった場合、自宅でどのような治療をされますか? 家族の方であれば、どのような治療や看病を実践していますか?です。食中毒に罹った事が無い方は、知っているもしくは聞いた事がある知識をコメントしてください。 もちろん、入院すれば治療してもらえますが、自宅での治療となった場合、どのようなことをされているのか、議論しましょう!★田村議長の過去の円卓会議より・ノロウイルス感染症に備えていますか?・はしか流行中。空気感染すること、知ってましたか?・インフルエンザに備えていますか?
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