毎年、インフルエンザウイルスは、世界的に2種類のA型ウイルス(A/H3N2とA/H1N1)と、1種類のB型ウイルスが流行を起こします。そのため、ワクチンには、2種類のA型ウイルスと、1種類のB型ウイルスを予防するための成分が含まれていました。しかし、実はB型ウイルスは、世界的に2種類(Yamagata type, Victoria type)存在し、毎年、どちらかのB型ウイルスが世界的に流行します。そのため、シーズンによってどちらが流行するかは、国立感染症研究所等が推測し、その結論によってワクチンを製造していました。つまり、A型とともに、B型も当たり外れがありました。