働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3444 開催期間 2017年06月30日- 07月07日
様々な貴重なご意見、ありがとうございます。どのご意見も「そうだなあ~」「うんうん」と納得…ですね。 インクルージョンを進めることで理解度が増すのでは?とナカサワさん、道徳教育の実践こそ多様性に対する許容を作るとにしひがしさん(心の教育が大切…ということですよね?)、また地域との連携の重要さをも教えてくださったのは真打ちさんやシンゴパパさん、ありがとうございます。 6月18日~21日にICCDPP(International Center for Career Development and Public Policy)というキャリア教育国際会議が韓国のソウルで開催され、筑波大学の藤田晃之教授を筆頭に4人で「チーム日本」を組んで現地入りしました。招聘された国は22か国。EUやアメリカを中心に、南米やアフリカ、アジアなどの国の教育省・厚生労働省・経産省の人たち、そしてOECDなどの国際機関が集結。ほぼ丸々3日間、朝から晩まで、英語で話し合います。 話の中心は、2030年にはAI(人工知能)、ロボット、自動運転、3Dプリント、ナノテクノロジーなどが当たり前になる時代を目前に、人々は何を幸せと感じ、どのように働き、人生を送るのが望ましいのか、またその変化をどのように捉えていくのか? どんなスキルや知識が必要になるのか? 個人のキャリア構築の方法や、職場などの組織・国が行うことなどを、働き方・教育・福祉という多分野に渡って、これまで各国がどんな取り組みを行っているのか、また今後どのような改革を行っていこうとしているのか、情報共有し次の手を考えていきます。 よくわかったことは、どの国もどの地域も、それぞれに解決するには難しそうな課題が多々ありますが、その中でもそれぞれが大変頑張っているという事です。例えば、教育や福祉先進国と言われるフィンランドやノルウェーの人と話したら、確かに国としては大改革を繰り返し行い、その都度ある程度納得できる結果がついてきますが、EUからある一定の割り振りで移民を受け入れているため、言葉・文化・習慣等の教育面や、職業教育の雇用面でかなりの支えが必要になっているとか……。 また、南アフリカなどでは24%もの失業率で特に若者のやる気がなくなっているらしいです。そして、アメリカやイギリス(日本や韓国などもそうでしょう)は教育インフレーション(大学卒が増え、以前は給与が高くなっていたが、今や大学を出ても給与がさほど良くならないという現象)なども問題になっています。そんな中、日本は急激に高齢社会となり人口が減ってくるという世界の中でも最も由々しき問題が横たわっています。このように各国悩みは尽きませんし、予算も限られた中ですが、みんな本当によく頑張っています。 大事なことは、こういった世の中の大変化に恐怖感を抱くことなく変化を楽しむくらいの余裕があったほうがいいということ。変化に即したスキルや知識も大事でしょうが、もっと大事なことは「自分とはいったい誰か」、自分の特徴や特性を知り、どのような職場だと挑戦でき、そしてやりがいを感じていくのか。その中で困ったことは「Help me!(助けて)」と言える勇気があれば、どの国に居てもどんな場面でも必ずいい人生が送れるのではないかと各国とのディスカッションの中でも出ていました。 この国際会議の参加で、「学校・行政区単位の取り組みを超越した国家戦略が必要」とおっしゃるまゆみtmさんには大いに私も賛同!です。しかし、そのようなリーダーシップが政治に求められるとは直ちには考えられず……ならば足元から、現場から、実践から何か一つでも変えられることを!と思う次第です。 そんな中、Jerrybさんの「1人1つ輝ける場を」が大切なのだと感じています。皆さんは、1人1つ輝ける場を認めるために、日々の生活の中でできることは何だと思いますか?★平川議長の過去の円卓会議より・子どものSOSを拾う方法、ありますか?・子どもが自立するために“よい方法”、ありますか?・学校と家庭の連携、上手くいってますか?
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