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会議番号:3462 開催期間 2017年10月06日- 10月13日
日曜日には、NHKでもそして日本記者クラブでも党首討論が行われました。中には、自分のことを説明するより、人を攻撃することしか言わない方もおられて、ややがっかりというところもありますが、皆さんにとっては争点がはっきりしましたか。 私にとっては、結局、不人気な政策については誰もが口を閉じているように思えました。それは国の財政を圧迫している社会保障です。来年度の概算要求でも省庁として最大の予算を要求するのは厚生労働省です。何が増えるかといえば社会保障費です。社会保障費が増える原因は高齢者の増加です。安倍首相は「全方位型社会保障」とかいって、老人中心の社会保障を若者に振り向けるということを言っています。そして2019年秋の消費税引き上げ分を「借金を返すのではなく教育支援に振り向ける」とも言いました。希望の党の小池さんは、老人を元気にして社会保障の負担を減らすというような雲をつかむような話をされていました。消費税引き上げを凍結という立場なので、そう言わざるをえないのでしょう。しかしこれが社会保障を真面目に議論した上での公約かどうか、私は疑問に思います。老人向けを中心に社会保障を抑制せざるをえないのは、あまりにも明白です。団塊の世代(かくいう私もその一人です)が75歳を超えて後期高齢者に入るのが2025年。この年以降、医療費の急増が予想されます。その負担に果たして国は耐えきれるのでしょうか。明るい未来を喧伝するのは、トランプ大統領の選挙でも見られたように政治家の性でもありますが、現在はなかなかそうはいきません。なぜなら国全体が成長する状況にないからです。そう言う経済の下では、果実を分配するよりも、負担を分配するのが政治の役割になります。日本の政治家は、いまだに負担を分配する議論には尻込みしているように思います。 いまこそ国民が背負わなければならない負担を明らかにすべきだと思いますが、議席が減るのを恐れて、党首討論でも誰も触れようとはしないように見えました。さて皆さんに伺います。皆さんがこの選挙でもっとも大事だと考える政策は何でしょう。安全保障? 社会保障? 教育? 財政再建? 何を望むにしても財政が逼迫しているという事実から逃れることはできません。また、どの政策を望まれるにしても、財政のことはどうお考えになりますか? みなさんの率直なご意見をお待ちしています。★藤田議長の過去の円卓会議より・安倍内閣、改造でよくなりますか?・憲法改正、十分に勉強できていますか?・日本の人口減少、心配ですか?
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