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会議番号:3466 開催期間 2017年10月27日- 11月03日
みなさん、沢山のご意見ありがとうございました。ワクチンを受けた(もしくはこれから受けようとする)方は、49%ですね。実は、この数字は、Organization for Economic Cooperation and Developmentが報告する65歳以上の日本人のワクチン接種率と非常に似ています。*グラフ下の[latest available data]をクリックすると、Japanのdataが、グラフ内に出てきます。 小児の接種率が加味されていないので、実測値ではもう少し上昇するかと思いますが、定期接種の接種率には遠く及びません。 Yesの意見の方では、niconicoさんのように、米国の経験から、効率的なワクチン接種について意見をいただきました。米国では、接種される方の簡便性を考えていますので、接種率の向上にも繋がっています。Tohkoさんやisabel86さんもYesとしての意見ですが、ワクチンの有効性について多少の妥協をもっておられるのではないでしょうか?すーにーさんのように、社会的な事情から接種に臨む方もいますね。 Noの意見では、みもざさん、ヌマミズキさん、ayaPaさんのように、ワクチンの予防効果ではなく、生活環境を改善することで予防することをお考えのようですね。n.danさんやGreenさんは、積極的なワクチン接種は考えていないようですね。 前回の議論でも述べましたが、インフルエンザワクチンは、免疫応答が弱く抗体産生が少ないため、感染予防効果は弱いです。これは、インフルエンザワクチンの性状とヒトの免疫応答によるもので、現時点ではこれが限界と考えられています。 日本のインフルエンザワクチン性状は、不活化(スプリット)ワクチンで、かつ、ワクチンと一緒に投与することで効果を持つアジュバント(表2)が添加されていません。表1・2のように、生(全粒子)ワクチンもしくはアジュバント添加の方が有効性は高いのですが、一方で、有効性を高くすると、発熱や接種部位の腫脹など免疫応答が大きくなり副反応も大きくなってしまいます。諸外国では、生ワクチンのインフルエンザワクチンを製造・使用している国もあります。 <表1>
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