働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3474 開催期間 2017年12月08日- 12月15日
性をどのように扱っているかを見れば、その社会がわかります。 昨今、性被害を告発する女性が増えて来ました。#me tooというハッシュタグをつけてセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)を受けた経験を告発する動きが、世界中で起きています。 2017年11月には、米国ハリウッドで、女優や一般女性、市民団体など1000人以上の女性が抗議デモを行いました。 日本でも、元厚生労働省事務次官の村木厚子さんが、幼児期に受けた性的被害を告白されました。またジャーナリストの詩織さんのレイプ事件では、ご本人がお顔を出して抗議を続けているなど、性的暴力を厳しく罰する社会的機運が高まって来ています。 これまで、私個人も、働く女性から勤務先でのセクシャルハラスメント経験を告白されたことが数多くありました。しかし退職に追い込まれたり、報復が怖くて告発ができなかったという声も少なくありませんでした。犯罪なのに、被害を受けた側の方が苦しむ制度の問題も否めません。 男性やLGBTの方々の被害もあり、広義で被害に遭われた方を守ろうと、日本では平成29年7月より、旧強姦罪は、強制性交等罪に法改正されました。旧強姦罪では告訴が必要な親告罪でしたが、新法では非親告罪となるなど、被害を受けた方々の人権を尊重される改正となりました。 ここでは法改正の細部は詳しく述べませんが、どのようになれば、性加害は無くなるのでしょうか。 2009年にはユネスコも「セクシャリティ教育のガイドライン」を発布し、「すべての人が、性の健康を守る権利と、守るための教育を受ける権利がある」としています。 それを受け、「セクシャル・コンセント」、性の同意に関する教育が、世界中に普及し始めています。 日本では、まだまだ知られていない「セクシャル・コンセント」教育。あなたは知っていましたか? 職場でのハラスメント問題だけでなく、働く世代にもセクシャル・コンセントへの理解が深まる機会が必要だと考えます。一週間、議論していきましょう。★12月10日(日)開催 <性被害予防フォーラム>公開講座のお知らせ 大葉ナナコさんが代表理事を務める、公益社団法人 誕生学協会では、今週12月10日(日)に、子どもの性被害予防のフォーラムを開催します。子どもへの性加害は、75%は顔見知りの年長者です。被害当事者や弁護士からの講演にご関心のある方はぜひご参加ください。詳しくはこちら★大葉議長の過去の円卓会議より・働く妊婦への社内支援、ありますか?・全国で進行中の少子化対策。良い策はありますか?・「流産」の心配や経験、職場で話したことありますか?
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