働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3474 開催期間 2017年12月08日- 12月15日
自分たちから始められることを、各スタンスからご投稿いただき、深く感謝いたします。 「セクシャル コンセントという言葉を知っていた」YES、NOに関わらず、学校、家庭、企業などで様々な「私たちにできること」が届きました。 まず「話す機会をつくる」(n.danさん)のご意見は、どの世代にも共通する課題です。日本では「察する」「思いやる」など非言語コミュニケーションの文化が根強く、その必要性が高い場面や素晴らしい側面は多々ありますが、とかく性的な場面においては危険度が増します。 性的な場面は、恋愛感情など、感情の言語化が難しい状況です。だからこそ関係性の深まりを目指すためにも「言語化と合意」を必要とすると意識変革が必要でしょう。 「大学生へ、優しさ、思いやりの働きかけ、積み重ね」(Coco Bennieさん)のご意見も、実現化にむけて広く普及してほしいですね。「合意形成のための感情コミュニケーションを経たあとに行動化したことが、良い人間関係を深める」この小さな成功体験を、次世代にはコミュニケーションスタンダードにしてもらいたいものです。 「SNSやクチコミで広める」(いぬいるかさん)「家庭での子ども達への接し方に気を配る」(nekosaurusさん)こちらはぜひ、#me tooを日本でも広めていただきたいです。日本はコンビニエンスストアなどの街中に、明らかに女子中高生という印象のポルノグラフィの表紙が閲覧可能な環境です。世界中の先進国ではこのような環境はありません。次世代が通学路で毎日このような光景を見て育ったら、どのようなセクシャリティになることでしょう。もしこのような媒体が、すべて男子学生の裸体や水着姿だったら、社会変革の声はもっと多いのではないでしょうか。 「企業でならセクハラ啓発から」(pagiさん) こちらも各企業ごとの努力の可視化が、次世代に与える影響も大と考えます。それぞれの最善の変革を期待します! 「人権の視点で社会全体の取り組み強化」(blueberry53さん)というご意見も、日本で加速が必要でしょう。日本では若い世代よりも男女雇用機会均等法以前の男女間差別意識はまだ根強くあります。 女性センターの相談員の方からのレポートでは「扶養しているのだから、夫の性エネルギーに従え」といったDV関係に、終止符をと望む女性層が、まだ一定数います。 今、私が代表として展開する性と生命の健康教育事業「誕生学スクールプログラム」では、公立中学校にも、“避妊に協力しない関係性はDVドメスティックバイオレンス”との定義を授業で伝えています。 ともすれば、働く大人たちのほうが、新しいセクシャリティ教育体系を学ぶ機会を損失してしまいがちかもしれません。学生たちが最先端のセクシャルコンセント意識を得て社会変革を重ねていくことに期待しつつ、大人の私たちも学びを深めましょう。 ありがとうございました。★大葉議長の過去の円卓会議より・働く妊婦への社内支援、ありますか?・全国で進行中の少子化対策。良い策はありますか?・「流産」の心配や経験、職場で話したことありますか?
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