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会議番号:3477 開催期間 2018年01月19日- 01月26日
国際オリンピック委員会(IOC)が北朝鮮選手の平昌五輪への参加を正式に認めたことで、南北の五輪外交は成果をあげつつあります。しかし、しょせんは同床異夢の南北五輪船だけに、北のドタキャンも含め、まだ予断を許さない状況です。無事に開催されるか不安だという「めぐっち」さんは「自国の大切な選手団を送り込んで大丈夫なのか非常に心配」と、懸念を表明しています。今回の設問に、8割近い人がNOと答えているのも、さもありなん、という感じです。 北朝鮮の狙いが五輪よりも、国際舞台での平和の演出であることは明らかなだけに、「思惑がたまたま一致した一時的なアピールで本質的な変化とは思えない」(こなもんさん)、「距離は縮まったものの接点は遠い」(リキママさん)、「そう簡単に、数十年間歩み寄れない国家が変わるものではない」(shachikさん))、といった見方は当然だと言えるでしょう。 国連制裁決議による北朝鮮包囲網は、じわじわと効果をあげているようで、石油などの禁輸によって、北朝鮮国内のガソリンが不足しはじめているという報道もあります。今回の韓国主導による南北融和が「制裁決議などの意味が軽くなる」(もはよしえさん)という懸念、「韓国は中国と米国(+日本)との間の微妙なバランスをとりきる覚悟があるのか」(Jerrybさん)という疑問も出ていますね。 もっとも、「欲しがりません、勝つまでは」という標語のもと、なかなか戦争をやめなかった国もかつてありましたから、「(北朝鮮問題が)圧力一辺倒で解決しないことは明らか」(えこりんさん)という見方もあるでしょう。国家も個人も、屈服されて従うのはメンツにかかわる、と抵抗するのが常ですから、五輪では「対等の立場」を通した北朝鮮が、これを機に米国などとの話し合い路線に切り替える可能性があるかもしれません。トランプ政権では、珍しくまともに見えるティラーソン国務長官が対話路線の可能性を示していることも、追い風になるかもしれません。 五輪は「まずは一歩前進」(Diamond Barさん)で、それをきっかけに「トップが意識をもって、平和と安定をもたらすように対話」(にしひがしさん)へと進んでほしい、という期待を捨てたくはないですね。 北朝鮮は五輪参加の南北合意を受けて、モランボン楽団の団長の玄松月(ヒョンソンウル)さんをサムジョン管弦楽団団長の肩書で韓国に派遣、五輪会場の現地視察をさせるとのこと。「美女軍団」といった文字が日本のメディアに躍るのをみていると、北朝鮮の女性応援団の動向もつい気になりますが、国家が女性を国威発揚の道具に使っているようで、いい感じはしませんね。 さて、韓国のアイスホッケーチームは、自力で五輪出場の権利を獲得したのに、南北統一チームが結成されることになり、融和の犠牲となりました。「本当にひどい話」(Jerrybさん)だと思いますが、このような状況の中で開催される平昌五輪の政治とスポーツ、どう折り合いをつけたらいいか、ご意見をお聞かせください。★高成田議長の過去の円卓会議より・10月に解散・総選挙。結果に期待しますか?・トランプ大統領就任4か月、評価しますか?・東北産の農林水産物。食べていますか?
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