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会議番号:3489 開催期間 2018年04月06日- 04月13日
予想以上にNOが多いと感じました。しかし、寄せられたご意見の内容をみると、ある程度知っているがあまり自信がないという方々がNOにしているようですので、こういう結果になったのかもしれません。 ハラールという考えの身近な問題としての受け止め方は、(ナカサワ)さんや(Tosuku)さんが示されたようなものになるかと思います。豚の忌避、アルコール類を避けるなどです。しかし(DiamondBar)さんが述べているような、イスラム教徒としてやっていいことと、やってはいけないことについての戒律というのが、だいぶ本質に近づいたものになります。 「ハラール」の理解には、実は「ハラーム」の理解が欠かせません。ハラールが「許されていること」、ハラームが「禁じられていること」というふうに説明されたりします。反意語のようにも感じられますが、少し複雑な関係になります。 まずはイスラム教徒の行為規範の大原則を押さえましょう。イスラム教では、すべての人間の行為は次の5つに分けられています。①義務とされる行為(義務)②義務ではないが、望ましい行為(推奨)③どちらでもよい行為(許可)④禁止されないが望ましくない行為(忌避)⑤禁止される行為(禁止) ⑤の「禁止」が「ハラーム」です。具体的には殺人、窃盗、偶像崇拝、飲酒、豚肉、賭博、棄教などです。 これに対しハラールはイスラム法(シャリーア)にとって合法的なものを指しますので、イスラム教徒の間でもややブレがあります。一番ゆるやかなのは、⑤の「禁止」以外の行為はハラールだという考えです。少し厳しく、「禁止」だけでなく④の「忌避」もハラールではないとする考えもあります。 複雑と感じられたかもしれません。でもイスラム教徒でない人がそれほど神経質にな る必要もありません。まずはこうした基本を踏まえて、ハラールをめぐる具体的疑問などを出していただくと、イスラム教徒の行為規範の理解につながるかと思います。 「ハラール」という考え、理解していますか? YES/NOの投票とともに、ハラールに関する具体的な疑問や、実際にあったハラールをめぐるエピソードなどもあれば投稿してください。多くの投稿をお待ちしています。★井上議長の過去の円卓会議より・イスラム教徒と話したこと、ありますか?・イスラム教に悪いイメージを持っていますか?・外国人観光客増加。多様な宗教の習慣、理解していますか?
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