イー・ウーマン（ewoman）

参拝の記録としていただいてます（TINYBELL・神奈川県・44）

寺社仏閣好きの夫と結婚してから、あちこち行くものの、いつどこにいったか忘れてしまうこともあり、記録と記念を兼ねて始めたのがきっかけです。あくまでもお参りが主目的ではありますが、墨の香りが漂う美しい文字はやはり後から見直しても良いものです。

必要性を感じられずやめました（mai5・東京都・38）

神社の心地よさが好きで、気になった所へ赴いています。数年前に御朱印集めを勧められて始めましたが、常に御朱印帳を持ち歩いているわけではないし、別紙で御朱印を受け取ったときに、「御朱印をもらいにここへ来たわけではない」と思ったことがきっかけで、自分には必要ないものだと思い、数回でやめました。ただ、今回、「御朱印をもらう宗教的な意味」について考えたことはなかったことに気づいたので、自分なりにもらう意味ができたら再開するかもしれません。

伊勢神宮参拝で初めていただく（mkichi・大阪府・46）

長期連続休暇10日間を使って伊勢志摩観光に行きました。小学生の頃の修学旅行以来の伊勢神宮へ参拝し、初めて朱印帳をその場で購入し朱印をいただいきました。令和元年と毛筆で書かれた文字に、より一層新しい時代が来たのだなという気持ちになりました。参拝した後の証やお経を収めた証、神社と寺院では朱印帳を分けた方がいいなどと言われますが、正しい御朱印のいただき方を知りたいです。

感謝の気持ちを込めて（ＡＬＯＨＡ・東京都・46）

祖父が亡くなった後に遺品の中に朱印帳を見つけました。東京三十三観音のご朱印が順番に並んでいました。その朱印帳は、私の父（祖父にとっては義理の息子）が亡くなったときにその早すぎる死を悼んで供養のためにと祖父が集めたものだと母に聞きました。祖父の思いに心を動かされ、今度は祖父のためにと、私もご朱印を始めました。時間のあるときにゆっくり少しずつですが、子どもや母と一緒に回っています。それとは別の朱印帳に、合格祈願や旅行先で訪れたお寺や神社のご朱印も集めています。

お遍路さん（simasima・福岡県・51）

数年前お遍路さんをしたときに御朱印をいただきました。何十年かに一回のご利益が良いときらしく。流行に乗った感じです。宗教的というよりファッション性？本来の御朱印の意味はそんなに理解できてないですが、神聖な気持ちに毎回なりました。

神聖な気持ちになったので（りさき・埼玉県・54）

私は過去に一度「御朱印」を頂いたことがあります。その時は、その神社に入った時にとても高貴で神聖な気持ちがしたので、記念に作らせて頂きました。神社、仏閣は日本国の民を守り、救おうとしてくださるパワーの象徴だと思います。その時の直観で自分の手元に置きたい時は頂けば良いとおもいます。神聖なものであるという気持ちが大切だと思います。

過熱しすぎの感じが（rosemiko・東京都・55）

私が御朱印を始めてもらったのは今年の5月3日、日光東照宮ででした。一緒に行った友人が御朱印をもらうために60分待ちの列に並ぶと言うので、一緒に待つくらいなら私ももらってみるか、と思ったことがきっかけでした。御朱印が参拝の記念になるのは良いと思いましたし、ご利益がよりありそうな気がして、ゲットし！という感じはしましたが、私個人としては、並ぶ時間を境内を見る時間に当てたいと常々思っていますので、積極的にもらいたいとは考えていません。

経験なし（えこりん・神奈川県・43）

神社の静かで厳かな空気感が好きです。今ブームになっている御朱印集めは、単なるスタンプラリーになっていると感じます。神社やお寺に訪れる方が増えるのは良いことですが、本来の参拝という目的が無い方が増えれば、マナー違反も増えるのではないでしょうか。ブームが去り、本来の目的を持った方が御朱印を集めるのは賛同します。

SNS映え？（yukodeluxe・東京都・48）

私はもらったことはありませんが、ずっと昔から集めている友人がいます。神社仏閣大好きなその友人曰く、お守りと同じ効果があり記念にもなる、いわばご利益付きの大人のスタンプラリーのようなものなのだそうです。最近ブームになっていると聞いて驚いていますが、かわいい御朱印帳を持って、お目当ての神社へ足を運び、美しい御朱印をもらうという行為や要素はSNS映えするのかもしれない、と感じました。

スタンプラリー（SallyChan・東京都・48）

御朱印は友人が集めていてつきあったりはしますが、私自身は集める気がないので、もらったことはないです。私としては物が増えるのがいやなので御朱印をもらう行為に興味は持てませんが、昨今のブームで書き手の人がせかされたりして大変だという話を聞いて、ますます芳しくない思いがします。目的を見失って集めることに意義があるのは本末転倒で、やはり物欲主義の顕れというのがいまの御朱印ブームではないでしょうか。せっかくの御朱印帳を断捨離してしまうようなことがないことを願います。

YESかNOかにかかわらず、御朱印をもらう態度への肯定的評価は、共通している点もあるように見受けられます。基本的に宗教性を尊重したり、マナーを重んじて、御朱印をもらうことには肯定的ですね。
 
（りさき）さんは、「その時の直観で自分の手元に置きたい時は頂けば良いとおもいます。神聖なものであるという気持ちが大切だと思います」という意見です。（simasima）さんも、「神聖な気持ちに毎回なりました」と述べておられます。神聖さを感じての行為への肯定的評価と思います。
 
（えこりん）さんは、もらったことがないということですが、「ブームが去り、本来の目的を持った方が御朱印を集めるのは賛同します」ということです。神仏への気持ちの表れとしての御朱印ならいい、というような意見になるでしょうか。
 
御朱印をもらったことのない人の中には、あまり好感を抱けない場合もあるようですが、それは昨今のブームの様子への違和感と思われます。
（yukodeluxe）さんは、「今ブームになっている御朱印集めは、単なるスタンプラリーになっていると感じます」という意見です。また（SallyChan）さんは、「目的を見失って集めることに意義があるのは本末転倒で、やはり物欲主義の顕れというのがいまの御朱印ブームではないでしょうか」と苦言を呈しています。
 
ところで、お寺や神社に参拝したときには、お守りやお札をもらう人もあるかと思います。熊手や福笹など、「縁起物」と呼ばれるものを買ったことがある人もいるでしょう。
 
これらのお守りや縁起物などと、御朱印は同列の感じがするでしょうか。それとも少し違う意味合いが感じられるでしょうか？
御朱印ブームの背景を考える上でも、この点について少し考えていただければと思います。本来の意義ということではなく、ご自身の意見、感想を自由に述べていただくとありがたいです。





★井上議長の過去の円卓会議より
・寺や神社、あなたの生活にとって必要なものですか？
・宗教文化についての教養、深めたいですか？
・「ハラール」という考え、理解していますか？

• 2019.06.17
• 井上順孝 國學院大學名誉教授