働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3551 開催期間 2019年06月28日- 07月05日
G20も終わり、新しい気持ちで7月をお迎えでしょうか。私は国際女性ビジネス会議開催週であるのと同時に、最初に起業したユニカルインターナショナルが本日から第33期を迎えるので嬉しい週明けです。 ダイバーシティインデックス。みなさんにとっては、馴染みがないかもしれないので、まず少し説明しますね。 今、ESG投資が注目されています。今までは財務諸表だけ、売り上げや利益、つまり「お金をどのくらい稼いだか」を中心に企業を評価してきましたが、それが、非財務、つまり、お金以外の価値をどのくらい作ったか。お金以外にどのくらい社会に貢献したか、ということも評価するようになってきたのです。E=環境、S=人財等、G=ガバナンス、などをしっかり注力している企業に投資をしようと、金融業界も動いています。 しかしこのSやGは、なかなか数値化できない。そこで、女性人数や、管理職に占める割合、役員の数など、数えられるものをリストして比較し始めているというのが今の現状です。でも、実際は、1000人の会社に400名女性がいても、600名の男性の、同様に400人の女性の知識、意識、行動が変化しなくてはダイバーシティは起きません。そこで「ダイバーシティインデックス」を開発しました。 組織で働く全員の知識、意識、行動をはかります。具体的には 1:企業に回答いただくサーベイと働く人各自が回答するサーベイのギャップを見ること。 2:社員IDと紐づいたテストでダイバーシティに関する知識・意識・行動を4択から選んでもらい分析すること。「ダイバーシティインデックス」は、参加企業全員(あるいは一部)が回答し、組織全体のダイバーシティ理解度と、その企業の売り上げ、ROE、成長率などとの関係性をみていくのです。 ですから、パフィンドーナッツさんが「どれだけ進んでいるか可視化できるインデックスがあれば対策も立てやすい」とおっしゃる通り、毎年1回参加することで、その組織のダイバーシティが数値化されるので、対策が立てやすいのです。 人間ドックであれば、「コレステロールが高いですから〇〇をしてください」と言われて1年間運動したり、食べるものを注意するように、ダイバーシティも同じです。 真打ちさんが「効果が期待できる」といっていただくのも、私の期待と同じです。つまり、ダイバーシティインデックスは合否でもなければ、計測だけでもない。ここからの進化を見える化するものなのです。Tosukuさんは「インデックスがあれば、成長する拠り所となるかもしれない」と発言されていますが、その通り。目安がないと成長がわかりません。きまこさんの働く省庁がダイバーシティインデックスに参加して毎年問題を読み、考えるだけでも大きな変化が生まれるのですよね。 では、組織がダイバーシティを進化させる目的は、何だと思いますか? 昨年2018年11月から2019年1月までに実施した「ダイバーシティインデックス」第1回目の結果とともに次回、様子をご紹介したいと思います。みなさんが考える「ダイバーシティを推進する目的」、また、みなさんの企業で推進している場合、その様子や目的を教えてください。投稿、お待ちしています。★日本初!ダイバーシティを数値化する「ダイバーシティインデックス」公式サイトはこちら★国内最大級のダイバーシティカンファレンス 第24回 国際女性ビジネス会議★佐々木かをりの過去の円卓会議より・ダイバーシティの測定、良い方法ありますか?・あなたの会社、ダイバーシティ進んでいますか? ・自分の「スケールアップ」続けていますか? ・時間管理、できていますか?
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