働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3440 開催期間 2017年06月02日- 06月09日
こんにちは、特定非営利活動法人ジェン(JEN)の木山啓子です。JENは、紛争や災害などで厳しい状況にある方々の自立を支える活動をしています。 今回のテーマは、日本には貧困や差別や様々な社会的不正義があり、難民の受け入れもできていないのに、一足飛びに就労とは何事だ、とお叱りを受ける問いかけかもしれません。ですが、本国に帰還できるめどが立たないまま長期間を避難先で過ごすことは、難民の方本人にとってはもちろんのこと、周辺諸国や受け入れ国にも大きな負担を強いています。 例えばシリアでの戦闘は、終わるめどが立たないまま既に6年以上も経過しました。10年以上避難生活を余儀なくされる人々もいます。厳しい状況に置かれる難民の方々は、未来を展望することが難しい状況です。 一方日本では、高齢化の勢いは止まりません。介護人材の不足も叫ばれていますが、加えて、日本を支える人材も不足しています。日本の経済発展を支えてきた数々の中小企業では、働き手を見つけられず、貴重な技術やノウハウが継承されないままに閉鎖を余儀なくされるところも増えていると聞きます。安直に結びつけるつもりは皆無ですが、それでも、難民受け入れを拒み続けることが、本当に一般市民の暮らしを守ることになるのか、疑問も湧いてきます。 私は、難民の方々と触れ合う中で、人が幸せと感じるには、『か、き、き』が必要だと教えてもらったことがあります。現状の何かを喜べる『感謝』、一人ではないと感じられる『絆』、そして、どれ程わずかであっても、今日よりは明日の方が良くなると思える『希望』です。日本での就労は、少しでも希望にならないでしょうか? ということで、今回は日本で難民の就労を増やすことができるのか、に絞って、皆さんと一緒に考えたいと思います。日本で「難民の就労」を増やす、いい案ありますか? 良い案があったら教えてください。 ★参考記事難民申請が急増「目的は就労」 16年、初の1万人超え(5/29日本経済新聞)★木山議長の過去の円卓会議より・シリア難民、EUは16万人受け入れ。日本も難民受け入れますか?・熊本地震。被災地支援していますか?・国際支援、してますか?
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