働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3560 開催期間 2019年09月06日- 09月13日
「メディアは社会を映す鏡」ともいわれますが、どうしてこのような、と思う「韓国叩き」が目につくようになりました。民放番組に出演した大学教授が「路上で日本人女性を襲うなんていうのは世界で韓国しかありませんよ」と発言し、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」とまでいうありさま。大手出版社が発行する週刊誌は「怒りを抑えられない韓国という病理」という特集を組み、「厄介な隣人にサヨナラ。韓国なんて要らない」という見出しを立てています。 こうした状況の中で、この円卓会議では、3分の2近い人が、自分なりに歩み寄ること心掛けている、という結果がでました。 Jerrybさんは「本当に大事なことはほかにあるから、見るのをやめた」とのこと。そして「拡散しない、加担しない」を心がけているといいます。米国製兵器の爆買い、膨張する防衛予算、差し迫った消費税増税、北方領土交渉の行き詰まり、確かに大事なことはほかにある。その通りですね。 「敵」を作って叩く、というのは分かりやすい手法ですが、反感や蔑視など屈折した感情を煽り立てるのは、危険な火遊びです。 sbayさんは「国と国より、人と人」と言います。娘さんと一緒に韓国に行き、家族ぐるみの交流で絆を確認しました。国民・民族という「括り」ではなく、顔を知る相手との理解・交流に安定して隣国関係の土台に作ろう、ということでしょう。釜山に出かけたTOSUKUさんは「反日は感じられなかった」。隣国の人々を理解する方法として旅行を勧めています。きまこさんは、子どもの保育園や学校を通じて外国の人と接する機会はあるといいます。関心の向け方で、人と人の交流の機会は国内にいてもできる時代になってきました。 韓国人・朝鮮人という言葉に、今も負のイメージを払しょくできない人たちが少なからずいるのが現状です。国籍や民族で一括りにするのではなく、個人として知り合うことから始めようという投稿が目立ったのは心強いことです。 しのんぬさんが言うように「事をこじらせないようにするには話し合いの姿勢が大切」は至言ですね。地球交響曲さんの「事実を見る」、やっちゃん24さんの「俯瞰してみる」という態度は大事でしょう。 そこで、発端になったのは「徴用工問題」ですが、本当に韓国の主張は、とんでもないことなのか。日本政府は全否定で交渉の余地なし、という姿勢ですが、日本が100%正しくて韓国はすべて間違っているのでしょうか。徴用工問題は、日本にとって「胸を張って語れること」ではありません。その微妙な問題を私たちは学校でほとんど学んでいません。どこまで歴史的事実を知って議論しているのでしょうか。 議論をこじらせないためには、相手の思いを理解して対応することが肝要です。「日韓摩擦、あなたは心がけていること、ありますか」へのYES/NOと併せ、政府間が歩み寄る余地はないのか。「断交」や「戦争」でいいのか。関係を修復するには、どのような態度や配慮が必要か、あなたの意見を投稿してください。★山田議長の過去の円卓会議より・政治への無関心。蔓延していると思いますか?・香港の抗議活動、注視していますか?・「消費税増税10月から」。支持しますか?★関連テーマの円卓会議・悪化する日韓関係、出口は見えますか?
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