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会議番号:3618 開催期間 2020年11月13日- 11月20日
米メディアの集計によると、トランプ対バイデンの選挙人の獲得争いは、232対306で決着しました。ペンシルベニア、ウィスコンシン、ジョージアなどの接戦州では選挙人の確定はなされていませんが、敗北を認めないトランプ大統領の態度は「おもちゃを取り上げられて駄々をこねるこども」(米紙)のようで、国家と国民と世界に迷惑と混乱を与えているとしか言えませんね。 「バイデン氏の勝利、日米関係に変化はありますか」との問いかけに対する回答は、約8割がYESで、変化を予測する人が多いことがわかりました。良い変化となるのか、悪い変化となるのか、じっくり考えてみましょう。 それにしても、なかなか勝者が確定しない選挙でしたが、みなさんの感想はどうだったでしょうか。真打ちさんは、「この4年間で米国が負った"自傷痕"へ対応すべく、軌道修正の一歩だ」とみていますが、バイデン候補が史上最高の得票を得たのは、トランプ政権がこのまま続いては困る、という人が投票行動に出たわけで、私も米国の自浄作用が働いたと思います。 DiamondBarさんは、今回の選挙を「トランプ氏への信任投票」とみたとのこと。争点はいろいろあったと思いますが、コロナの感染拡大で失業が急増しましたから、コロナ対応で不信任を突きつけた有権者は多かったでしょう。CNNの出口調査によると、米国の経済状態を「良い」と答えた人が48%に対して「悪い」は50%で、やや「悪い」が多く、「悪い」と答えた人の80%はバイデン氏に投票しました。コロナ禍が広がるなかで、DiamondBarさんが指摘したように、「仕事がなく景気が悪いことへの不満が多い」ということだったのでしょう。 「隠れトランプ」「隠れバイデン」といった言葉が日本でも話題になりましたが、これは、選挙の話を職場や家庭でできないという「空気」が生まれたということですね。unagiさんは、まるで日本のようで、「かつての米国のイメージが大きく変わってしまった」と感想を述べています。たしかに、米国では、イエスでもノーでもはっきり言う文化だと思ってきましたが、そうではなくなると、私たちの対応も考え直さなければいけませんね。 バイデンさんがまず取り組まなければならないのは、選挙で亀裂が激しくなった米国民の気持ちを統合に向かわせることです。パフィンドーナッツさんが言うように、「国の舵取り」が大変だと思います。オリンピックは、民主も共和もなく、星条旗で自国選手を応援できる機会ですから、東京五輪をおおいにご活用ください、と言いたいところですが、このところのコロナ感染の広がりで、大会が開催できるか心配です。また、五輪で優勝した米国の黒人選手が表彰式で、人種差別に対する抗議として拳を突き上げたのは1968年のメキシコ五輪でしたから、人種問題で揺れるおそれもありますね。 blueberry53さんは、新大統領は国内の課題修復に苦労するので、「外交がおろそかになる」と見て、日本は日米同盟を基軸としながらも、「影響力の弱まるアメリカを助ける自主外交が必要になる」という意見です。トランプ政権の中国との対立姿勢やイラン敵視政策は、日本の立場とは一致していませんでしたから、政権交代を機に、日本が米国の外交政策に修正を促すことは必要だと思います。むつねぇさんは、「アメリカに頼ってばかりの状態から抜けられる」ことへの期待を語っています。その通りですね。 バイデン外交は、一国主義のトランプ外交と違って、国際協調を重視するでしょうから、Serenityさんは、対中政策で「他の同盟国との信頼と結束を固め、中国に国際ルールを順守するよう圧力をかけていく」と見て、「日米関係は安定」と予測しています。 そう願いたいですが、バイデン政権の中国への姿勢がどうなるかによって、日本は大きな影響を受けることになると思います。ということで、対中国政策で、日本はバイデン政権に何を求めたらいいでしょうか。みなさんの意見を求めます*イー・ウーマン編集担当より皆さまへ 投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★高成田議長の過去の円卓会議より・大統領選、注目していますか?・米中貿易協議、注目していますか?・日米同盟、安泰ですか?
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