働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3212 開催期間 2013年01月11日- 01月18日
micro-macroさんがまさにポイントを突いているように、多数意見を民意と見なし、それが「正しい」ことを前提にしなければ物事は進まないのだと思います。しかしそれはあくまでも「正しいはずである」あるいは「少なくとも多くの人がそれを望んでいる」ということであり、限界があることも事実だと思います。 まして今回の衆院選のように投票率が10ポイント近くも下がって60%を切り、その中で自民党は30%以下しか票は取れていないのです。ということは自民党の圧勝をもたらしたのは有権者のわずか20%に満たない人々であったということになります。相対的に多数であることは間違いありませんが、5人に1人の意見が「民意」なのか、これはなかなか難しいですね。ましてクロ豆さんが言われるように、投票率が高く、人数の多い高齢者(かく言う私もその1人です)の選択ならば、日本の将来を考えての「民意」なのかどうか、疑問に感じる人が多くても不思議はありません(大げさに言えば「世代間戦争」です)。 yoshiko1125さんが言われることももっともだと考えます。確かに「原発維持を選択したわけではない」のでしょうが、ただ海外の目から見ると「日本人有権者は原発ゼロを選ばなかった」と見えます。そして自民党は、原発に関しては明らかに維持する方向で動いています(参院選後にも再稼働や再生可能エネルギーの買い取り価格の見直しが行われるでしょう)。もしそうなったら、原発ゼロを主張する人々は、それこそ全国で「民意はそこにない」と声を上げなければなりません。 私自身は、民意は正しい場合も間違っている場合もどちらもありうるし、評価は時間に任せるしかない場合もあると思います。その意味で、winterfreshさんが言われる「民意に関係なく、客観的な目で国益を追求するリーダー」という考え方はすごく理解できます。たぶんここでの問題は「客観的な目」と「国益」というところなのでしょう。現代の世の中は、「国益」と言っても、世代間、男女、現状などによって大きく左右されてしまうのではないでしょうか。それに「私益」と「国益」はそうきれいに分かれるものでもないだろうと思います。 さて皆さんにお尋ねします。「民意は正しいとは限らない」というお考えの方が8割以上という結果が出ていますが、それではリーダーが少なくともご自分の「民意」とは違う方向に動こうとしたとき(分かりやすく言えば、自民党に入れたが原発はゼロがいいと思っているような場合)、どうしますか。次の選挙で反対党に入れる? 首相官邸にデモをかける? SNSを使って不支持表明するように運動する? それとも諦めますか?【藤田議長 過去の円卓会議より】・<号外!>日本を前進させる政党、選びましたか?・「安倍首相」に期待しますか?・そろそろ自民党に戻りますか?・総理にしたい人、いますか?・野田新首相。期待していますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.