週末もたくさんの投稿を有難うございました。さすが円卓会議参加者の「ピア(peer)」のみなさん。イエスの%がとても高いですね。でもイエスでも、NOでも、どちらの方も、 I statement の「自分の意見を表明する」という要素をのみを、とても大きくとらえている方がらっしゃるように感じます。そこで最後に、繰り返したいことが、 I statementは、「私に限定」して発言することだと、それはつまり、事実に沿った正しい発言をする、ということなのです。自己主張をすることではありません。
例えば、私がテレビ番組や新聞・雑誌でコメントを求められた場合、「女性として、どうですか?」と聞かれても「女性の代表としての意見は言えませんが、私個人としては、●だと思います」などと、自分に限定して話しています。理由は、隣の女性がどう考えているかまで、代弁できないからです。同時に「イー・ウーマンで調査した結果、●%でしたので、●ということが言えると思います」などは、私が確認している事実に基づいているので、 I statement です。これは「女性の多くが●だと思います」と答えるのとは大きな違いがあります。
ですから、 I statement は、客観的なことを入れず、主観的なことを言う、ということではありません。まさに逆です。 yummin さんは、「まず、相手の話を聞くことを意識」と、とても大切な医療現場での体験を分かち合ってくださいました。有難うございます。ただ、「仕事中は、I statementではなく、客観的事実と現時点での根拠に基づいた話」とのことですが、実はここが肝心。「客観的事実と現時点での根拠に基づいた話」こそが、まさに I statement なんですよ! I statement とは、事実に基づいて話す、ということだからです。ですから、yummin さんは、まさに1日中I statement なのではないでしょうか。
日常の会話において、何が「事実」かを確かめられないのであれば、自分自身に限定することで、確からしさを保ちます。それが I statement の第一歩なのです。、「成果をつくる伝え方」は、基本が、事実に基づきI statement で話すこと。その上で、 声のトーンや大きさ、しぐさや目つき、服装や時間帯、場所など言葉以外の要素も再確認すること、だと思っています。
I statement についての最終回として、一番大切なことを書きまましょう。 I statement で発言することの目的は、「自分の発言からプラスの成果をつくることです。自ら参加し、貢献し、プラスに動かして行くために、話す、発信する。