働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3771 開催期間 2025年03月07日- 04月25日
皆さん、こんにちは。ITの調査コンサルティング会社、MM総研所長の関口です。今回もたくさんのご投稿をいただき、ありがとうございました。「日本はAI時代をリードできる」と思われた方は最終的に27%という結果になりました。個人的にはもう少し高い数字を期待しましたが、AIは米国から始まっただけにハードルは高いのかもしれませんね。 前回、AI時代を日本がリードできるようにするには、政府や企業、私たちユーザーには何が求められているのかうかがいましたが、さまざまな貴重なご意見をいただきました。blueberry53さんからは「政府にはAIに頼り過ぎず考える力を育てる教育、企業には与えられた答えをそのまま受け入れず、さらに一歩進める研究や改善を怠らない人材づくり」が重要とのご意見をいただきました。まったくその通りだと思います。 地球交響曲さんからいただいた「情報主権にかかわるもの(データ)は国内で管理するよう法制化し、(AIも)国内産のものを作っていく必要がある」とのご意見も重要だと思いました。LINEやTikTokなどに見られるように、日本は「管理体制が整わないままに(データ)を自由に使えるようにし過ぎていた」という反省を述べられています。 Kylinさんからの「日本はITの世界では米国に従属している状態。AIではできない分野でリードすることを考えてほしい」というご意見もなるほどと思いました。「インバウンド観光客が喜んでいるのはAIができない“おもてなし”だ」と指摘されているように、AI時代を日本がリードしようと考えること自体に限界があるかもしれませんね。 実は本日もAIに詳しいある方が私にパソコンで見せてくれたのですが、AIに「ポーカーのゲームを作って」と指示したところ、見ている前でプログラムを生成し、あっという間にポーカーのゲームを作ってしまったのに驚きました。その方はAIを駆使することで短期間に40冊もの本をイラスト付きで書き上げたそうです。 すべてをAI任せにするのは感心しませんが、人間の右腕としてAIを活用できれば、私たちの生産性を飛躍的に高められるのも事実です。その意味では日本もAIに背を向けるのではなく、AIを使いこなせる情報リテラシーを国を挙げて育んでいくことが重要だと思います。その際、DiamondBarさんが指摘されているように「コンテンツの無断使用を許さず、汗をかいた人がきちんと報われる仕組みを作ることが必要」だといえるでしょう。 今回は皆さんのご意見をうかがい、私自身もいろいろと気づかされました。たくさんのご投稿をいただいたことに改めて感謝申し上げます。次回もイー・ウーマンの「ダイバーシティ円卓会議」で皆さんと議論できることを楽しみにしております。★関口議長の過去の円卓会議より・GAFAに対する規制、必要だと思いますか?・タクシー配車アプリ、使っていますか?・ChatGPT、使ったことありますか?
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