働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3776 開催期間 2025年06月06日- 08月29日
みなさま、投票と投稿をありがとうございます。 前回、「相談しやすい相手とはどんな存在か」、と投げかけさせていただきました。 「専門性+傾聴スキルのある人」(いぬいるかさん)、「提案力と、相談しやすい仕組み」(unagiさん)などのほか、「知識の豊富さや経験の多さではなく、相性が重要」(blueberry53さん)という意見もありました。 地域の助け合いの有償ボランティア「ファミリーサポート」も、相性がとても大切です。相性が悪い場合は別な人に変えてもらうこともできますが、これもコーディネーターがいるから調整してくれやすいということもあるでしょう。 ゆりえってぃさんが「市役所から様子を確認する一本の電話がかかってきました。私の悩みをうんうんと聞いて頂き思わず電話口で大泣きしてしまった」とご自身の体験を投稿くださったのですが、まさにこれこそが傾聴のスキルなのだと思います。話すことは「離す(はなす)こと」。しっかり寄り添ってくれるからこそ、気持ちを出すことができたのでしょう。 さらに「里帰り先の市役所に連携して助産師さんを派遣して下さったことなど、本当に助けられた」というところもとても大切ですね。これがコーディネイト力です。 専門職であっても傾聴スキルが高いとは限りません。フィンランドで「ネウボラ」になるためには、かなりの時間をさいて傾聴スキルを学ぶと聞いています。みなさんが書いてくださっている通りに、専門性だけではなく、傾聴スキルがとても大切です。だからこそ、専門職がさらにしっかりと傾聴スキルを身につけることが必要だと思います。 日本でも伴走型支援とは言っているものの、「専門職の言葉で傷ついた」「もう相談したくない」という話をまだまだ聞きます。 私たちが思い描いている「子育てケアマネ」は、指導型ではなく傾聴スキルをしっかりと持った専門職であり、さらにいろいろな子育て支援サービスをコーディネイトできる権限を持つことも大切だと思っています。 今年3月にフランスに視察研修に行きましたが、「どこに住んでいても同じサービスを受けられるのが当たり前で、受けられないことは法律違反である」という話をよく聞きました。 日本の場合、「あそこの自治体はいいよね」「あの支援者がいるから救われた」という話をよく聞きます。住んでいる地域の当たりはずれでなく、誰もが相談でき、子育てサービスを使えることが当たり前にできるようにすることが大切です。そのために、子育てケアマネ(仮称)のような専門職をしっかりと根付かせることが必要だと思っています。 安心して子育てできることが、虐待を減らし、子育てしたい、子どもを持ちたいと思う人が増える第一歩になるのではないでしょうか。★高祖議長の過去の円卓会議より・虐待死、0歳児が4割超。母親を救う方法ありますか?・出生率、1.2の衝撃。改善するアイデアありますか?・「日本版DBS」法案を閣議決定 。関心ありますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.