働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3744 開催期間 2024年04月05日- 04月12日
みなさまありがとうございます。YESが9割以上となり、様々な視点の投稿が届きました。 今回、日本版DBSの制度づくりの参考にされたのが、イギリスで2012年にスタートしたDBSです。日本より10年以上前から子どもを守る観点でスタートしており、日本はやっと着手しようというところにいます。 イギリスの場合「政府の官庁に所属する組織ではなく、”arm’s length body“と呼ばれる、政府から一定の距離を置き、独立した組織」であるということです。ただし、「どの職種を対象とするかは、DBSではなく政府(国)が決め」、「政府への報告や助言」(朝日新聞2023年8月30日)を行っています。 日本では、こども家庭庁の中にこの仕組みを作ろうとしています。 「示談などで不起訴になった場合も明らかになるようにして欲しい」(レッズさん)という投稿がありましたが、今回の日本版DBSの場合は、学校や園から「起訴歴がある性犯罪者のみ排除される」というところが不安点です。起訴歴のない性犯罪者が子どもと接触できる仕事につく可能性は排除できません。 今回の日本版DBSは国では、犯罪証明を事業者が取り、無犯罪の場合はそのまま事業者に伝えられますが、犯罪歴が確認された場合は、本人にまず連絡が行き、本人が就職を辞退するという流れを想定しているようです。 辞退しない場合には、その後、事業者に犯罪歴が流れます。ただ本人が辞退しない場合にどのような判断をするのかは、事業者にゆだねられているという部分も整理したい点でしょう。 現在、スケジュール的に法案成立自体が微妙ではありますが、子どもを守るためにぜひ成立させて欲しいと思っています。 さらに、犯罪歴のある人の更生に目を向けた意見として、以下の投稿もありました。 「子どもと直接関わらない職種(スクールの事務職など?)でも、排除されなければいけないのか? 更生の機会、働くチャンスを必要以上に奪うことにつながらないか」(ナカサワさん) 「前科者へのレッテル貼りに終わらず、小児性愛障害という精神疾患としてきちんと捉えて治療し、子どもと接しない職業への道筋は残して欲しい」(nekosaurusさん) このような視点からも、みなさんと一緒に考えていければと思います。 みなさんは、「日本版DBS」法案を閣議決定 。関心ありますか? 関心ある方は、どんな点に関心があり、何を知りたいと考えていますか? なぜ日本版DBSが必要なのか、そもそも子どもを守るためにもっとこんな仕組みが必要では、などの投稿もいただけたらと思います。関心がないという方は、ぜひその理由を教えてください。★高祖議長の過去の円卓会議より・子どもが1年生になるときの「小学生の壁」、知っていますか?・埼玉県「虐待禁止条例改正案」取り下げ。良かったですか?・こども家庭庁、期待しますか?高祖議長の著書【どう乗り越える?小学生の壁】が3/12発売されました。親の仕事や考え方に合わせるのではなく、子どもの権利をベースにしながら、子どもの考えや意見を聴きながら対応していこうという内容になっています。たくさんの生のお悩みの声や対応方法も集めて紹介しています。ぜひご参考にしていただけたらと思います。<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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