働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3078 開催期間 2011年02月14日- 02月21日
1日目に比べ、YESの方の割合が少し増えている投票結果となっていますね。 YESのMichaelさんは、「半農半Xというライフスタイルを発信する方々が増えることはとても大切」というご意見です。dokinchnさんは、「定住や永住となると話は別」と発言しています。農業に従事している赤いスイートピーさんは、都会の人からのアイデアを求めていらっしゃいます。 NOのA6M2さんは、「交流の前に田舎の不便さを理解してほしい」というご意見です。 さて、色々な意見をいただきましたが、都市と農山村の交流には 1. 交流に参加し、その生産者さんの農作物を購入する 2. 被災地の産物を買うことで支援する 3. 農業に関する情報を発信し、食や農の問題への関心を喚起する 4. 都会のビジネスで培ったスキルやノウハウを農山村の問題の解決に活用する といったタイプがあるようですね。 私自身は、3年前にキノコ農家をしている女性と出会ったことから、農山村との交流が始まりました。 佐藤昭子さんは、東京生まれ東京育ちで中学校の美術の先生をしていましたが、夫の両親が高齢化し、40代後半で夫の故郷である福島県西会津町という中山間地域に家族で移住し、新規就農しました。学校の先生から農業者への転身です。 家族で荒地を開墾し、退職金でハウスを建て、地下から飯豊(いいで)連峰の伏流水をくみあげ、菌床(きんしょう)で椎茸栽培を始めました。それから9年、今では売上も1千万円を超えるようになり、「キノコハウス」を株式会社化し、数人のスタッフを雇用し、椎茸だけでなく、椎茸茶やふりかけ、地元の特産品を使ったジャムなど次々に加工品を作って販売するようになりました。 また、佐藤さんは地域の女性達と出会い、地域を元気にする活動を始めました。そして、東京に住む私との出会いから、都市農山村交流ツアーを行ったり、ちよだ青空市というマルシェでの販売なども行うようになりました。私は佐藤さんや西会津町の人たちから、中山間地域や限界集落の暮らしや農業のことを教えてもらうと共に、地域の資源を活用して地域を元気にする取り組みを一緒に考えるようになりました。 都市と農山村の交流をする人を増やすには、活動の幅を広げたり、深めるにはどのような方法が考えられるでしょうか? ご意見お待ちしています。 ※『アグリ・コミュニティビジネス ―農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会―』を出版しました。
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