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会議番号:3109 開催期間 2011年08月15日- 08月22日
いろいろなご意見をありがとうございます。Noの方からは就学前のお子さんのご意見が中心で、この年齢での対応に苦労されている方が多いようですね。 子どもがキレる要因を分けてみましょう。まず、子ども本人の要因としては、社会性の発達の未熟があります。“マミー・スマイル”さんや“りおーな”さんのご意見のように、通常3歳ころから行動に抑制をかける機能が発達しはじめますが、この機能の発達は、ゆっくりであり個人差も大きく、5歳ころに実感できることが多いようです。発達障害の子どもは、全体の知的発達に比べて、社会性の発達が遅れている場合があり、学校での集団の中で行動抑制が出来ないことがあります。 家族の要因としては、2日目にお伝えした、スキンシップや実体験をさせることの少なさが影響しているように思います。また親子でものをよく考える習慣をつけておくことも重要です。子どもがキレた原因を分析せず、親が場当たり的な対応を繰り返すと、子どもには、自己嫌悪感と叱られたというメッセージしか残りません。 学校など地域社会の要因としては、対人関係でのトラブルが中心です。自分の思った通り物事が進まないことでキレることはそう多くないように思います。子どもの話を聞くと、プライドを傷つけられたと感じていることです。ただし、キレた直後は、言葉で表現することが難しく「あいつが悪いんだ」程度の発言ですので注意が必要です。 欧米の人が、日本の子どもは、電車や遊園地の中でも興奮することが少なく、行儀がよいと感じるという話しを聞いたことがあります。確かに、日本の子どもは世界の中でも行儀のよい子どもと言えるでしょう。しかし、さまざまな場面でより一層の行動抑制を強いられることは、“愛、感謝、夢、笑い”さんのご意見のように、厳しすぎて、子どもたちのプライドを傷つけているのかもしれません。 今回は、思春期以降のキレる子どもの対応についてもご意見をお待ちしています。また、大きなショックを受けた後にキレやすくなることについても触れたいと思います。今回の大震災の後に、東京在住の子どもたちでもキレやすくなったという相談を受けたことがあります。 同様の経験をお持ちの方は、ご意見をお寄せ下さい。
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