働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3134 開催期間 2011年12月05日- 12月12日
今日も皆さんのご投稿、ありがとうございます。また、継続して海外の方々からのご発言も多く頂き、うれしく思います。シンガポール経済の力強い成長要因についての的を射たご意見が数多く寄せられ、みなさんの分析力と洞察力の高さを感じました。 赤いスイートピーさん「経済のハブのような国。ブラックホールのように、富や優秀な人材が吸い寄せられ、集まってくる」とおっしゃるように、シンガポールは空路、海路ともに世界トップレベルで優れており、中継貿易で繁栄しています。 世界の金融センターのひとつとしての地位も確実に築きました。また、積極的に外資系企業と優秀な外国人を誘致するため、優遇税制も秀でています。法人税は最高税率17%、キャピタルゲインは非課税、相続税ゼロ、そして所得税は最高税率が20%。このような税制が魅力のひとつとなり、多くの企業と高度なスキルを持つ人材が世界から流入し、経済の活性化に繋がっているのです。 英語教育についてのご意見も、akko1226さん「英語教育。英語が母国語でない人が英語を日常生活で不自由なく使えることによって外国人にとっても入りやすい社会を作り出している」やゆりきちさん「「英語」を完璧に使いこなせる国民、国を作ったこと。」など、多数頂きました。4つの民族から成り立っているシンガポールの公用語は4カ国―英語、中国語、マレー語、そしてタミル語。国民は英語と自身の母国語を学校で学びますので、国民は小さい時からバイリンガルで育ちます。英語を駆使できるとどんな国の企業や人とも支障なくビジネスができますね。 これら以外でもシンガポールの驚異的な発展の要因はいろいろとありますが、私が思う一番の理由は強いリーダーシップです。marco302さん「強い政府、政治力が今のシンガポールを作り上げた」に全く同感。そしてゆりきちさん「自国の現状に、おしりに火が着いた」状態で本気で対処克服。「国際社会で自分がどうありたいか、どう認められたいか」ビジョンと戦略を持ち周りに伝わっていること」を政府が実施していったのですね。 シンガポールのリーダーシップは強いだけでなく、安定もしています。独立の1965年から現在までの首相は4人。初代リー・クアンユー31年間、2代目ゴー・チョクトン14年間、そして現在の3代目リー・シェンロンは8年目の首相に就いています。毎年変わる日本とは大きく違い、その結果も大きく違ってくるのは当然でしょう。 また、私は特に建国の父、国への熱いビジョン、飛びぬけた能力と行動力のあるリー・クアンユーを本当に素晴らしく思い尊敬しています。事実上人民行動党(PAP)の一党独裁ですが、これほど健全な国を築いたリー・クアンユーのリーダーシップには目を見張ります。もしもシンガポールにリー・クアンユーがいなかったら、全く別の国になっていたのではないか、と思うぐらいです。 さて、今日の質問です。日本がシンガポールから学べることは何ですか? どうぞ様々な視点、立場、思いからのご意見、お待ちしています!☆パク議長の近著です。『アジアで稼ぐ「アジア人材」になれ!』
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