働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3145 開催期間 2012年02月06日- 02月13日
一週間、投稿や投票にご参加いただき、ありがとうございました。 今回は、「お金を増やす」というテーマで、短期と長期に分けて、皆さまが実行していることや考えていることを教えていただくことを主眼としました。失敗に学び、成功体験を参考にする、ことが大切だと思うからです。 シェア(=分かち合うこと)という発想はとてもよいですね。資源にしても、お得な方法にしても、自分だけのものにせず、分かり合う、教え合う、ということができれば、いろんなことがよい方向に向かっていくと思います。そして、これがイー・ウーマンに参加する大きなメリットの1つでもあるはずです。 さて、議長が、今回の議論であらためて大切だと認識したのが、3日目の投稿で要さんからいただいた「可視化」というキーワード。本日も、laliaさんが「見える化」という言葉で投稿してくださっています。 現状を確認しないことには、具体的な将来の計画を立てることもできません。そして、現状把握で最も効果的なのが、頭で考えるだけでなく、視覚で捉えるという方法でしょう。 プレゼンテーション用の資料でも、文章だけでなく、グラフや表を入れたほうがわかりやすいのと同じように、自分を取り巻く現状や将来の希望を書き出して見てみることによって、問題点が浮き彫りになり、適切な計画も立てられると考えます。 まず、短期のマネープランとしては、「家計」を確認することが大切。家計簿をつけていなくても、一年間の「家計の決算」は出しておきたいところです。 昨年の可処分所得(手取り収入等)から、貯蓄や投資に回した以外のお金を差し引くことによって、昨年一年間で使った「支出の総額」がわかるでしょう。次に、車の購入費などの「一時的な支出」や、住居費、教育費、生命保険などの保険料という「3大支出」、そして食費やお小遣い、公共料金など、3大支出以外で一カ月生活するために最低限かかる「基本生活費」の年間合計、といったように、思い出せる支出をここから引いてみてください。残りお金の半分くらいは、何で使ったか思い出せない「使途不明金」(多くの場合は、ムダな支出)かもしれませんよ。 「家計の決算」を出して、数字を見たり、図にして確認することによって、現状の問題点や今後の課題が確認できるでしょう。 そして、中長期のマネープランとしては、やはり「ライフプラン」を明確にすることが大切です。いつ頃、何がしたいのか(する必要があるのか)、それにはいくらくらいのお金がかかるのか、といったことを書き出して、目で見ることによって、準備しておきたい資金の額や、それまでの期間が明確になるでしょう。それがわかれば、利用に適している金融商品や、準備するためのペース配分など、具体的なマネープランもつくれると思います。 来月分から健康保険料や介護保険料も引き上げられるなど、家計を取り巻く環境はまだまだ厳しい状況が続くでしょうが、今回の議論を参考にして、マネープランの作成に着手していただければ幸いです。
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