働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3148 開催期間 2012年02月20日- 02月27日
「朝、会社に出勤して、仕事を終えたら帰宅する」 たとえ、通勤時間がかかっても、満員電車で大変な思いをしても、残業で遅くなって家族と夕飯を食べられなくても、仕事をする以上は当然のこと……。そう思ってきた方は多いのではないでしょうか。 しかし、昨年、東日本大震災を経験した日本人の意識は、今、変わりつつあります。3月11日のあの日、企業が集中する東京で働く多くの人たちが「帰宅困難」となり、やっとの思いで家族のもとに帰りました。にもかかわらず、翌週の14日の月曜日、計画停電や原発事故の不安の中、多くの人たちが家族と離れ、また「会社」へと向かいました。 「会社に行って仕事をする」と思っていた社員は、自分が会社に行けなくなることがある、そして、会社に行かないと仕事ができない、仕事ができないと収入を得ることができない、という事実を実感することになりました。 「社員は会社に来て仕事をする」と思っていた企業は、社員が会社に来られなくなることがある、そして、社員が会社に来ないと事業がストップしてしまう、という事実を実感することになりました。 そして震災後、注目されたのが「テレワーク」という働き方です。「テレワーク」は、ITを活用して、時間や場所にしばられずに働く、ワークスタイルのことです。会社で働く人が家で仕事をする「在宅勤務」。個人事業主として家で仕事をする「在宅ワーク(在宅就業)」。また、出張中や旅行中に、出先や電車の中で仕事をする「モバイルワーク」。どれも「テレワーク」という働き方のひとつです。 「テレワーク」は、今に始まったものではありません。労働力不足・少子化・人口の都市集中などの社会課題解決のため、何年も前から、国をあげて推進してきました。しかし、なかなか計画通りに普及しないのが実情でした。インターネットやパソコン、スマートフォンなど、会社に行かなくても仕事ができるIT環境はあっても、企業や働く人の「意識」がなかなか変わらなかったからです。 この「意識」が、3.11をきっかけにして、大きく変化しています。「家族や家の近くで仕事をしたい」という人が増え、「緊急の事態が発生しても事業を継続するために、社員が家で仕事ができるようにしたい」という会社が増えているのです。震災後、在宅勤務制度を検討し、すでに正式導入した企業もあります。 今回はこの「テレワーク」について、みなさんとさまざまな議論をさせていただければと思います。 あなたは、テレワーク(在宅勤務や在宅ワーク)、できたらいいと思いますか?YESの方は、なぜそう思うのか、そして現状はどうなのか、「私の会社は、まだ意識は変わらない」など、率直な意見をうかがえたらと思います。テレワークをしたいとは思わないNOの方も、なぜそう思うのか、どのような現状なのかを教えてください。すでにテレワークをしている方の経験談や、テレワークについての質問もお待ちしています。 よろしくお願いします。
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