働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3148 開催期間 2012年02月20日- 02月27日
『テレワーク(在宅勤務や在宅ワーク)、できたらいいですか?』という投げかけに87%の方が「Yes」と答えてくださいました。東日本大震災の影響もあり、従来の「会社に通勤して働くのが当たり前」「残業をしている人が、よく働く社員」「家でできる仕事は限られている」といった考え方が、大きく変わり始めていることを強く感じています。 しかし、「働き方を変える」ことは、そう簡単なことではありません。思えば、私が就職した翌年の1986年に「男女雇用機会均等法」が施行されました。最近でこそ、ようやく「女性も働き続けるのは当たり前」という意識が浸透してきましたが、この状況になるのに、なんと25年もかかっているのです。東日本大震災をきっかけに「テレワークの必要性」が認識されるようになっても、その浸透をこれから四半世紀も待つわけにはいきません。だからこそ、みんなが力を合わせて、意識的に動く必要があるのです。 今回は、そんな「一歩」を踏み出すために、私たちや企業がどう取り組めばよいか、また、そのための具体的な提案をいただきました。 神奈川県のmondekさんからは、「ネット上での意見交換の場が必要」というご意見。その通りだと思います。私も「ネット上に会社を作れば、働く人はどこに居てもいい」という考え方で、ワイズスタッフという会社を設立しました。たとえテレワークでも「会社の一員として仕事を遂行するという意識を養ってゆく努力」を企業側も実施してほしいと考えます。 「顔合わせの機会を」というZonnetjeさんの意見にも同感です。ITがあれば仕事はできます。でも、やっぱり仲間と「顔」を合わせることは重要です。ただし、毎日、ずっと会わなくても大丈夫。おっしゃるように全員が、新しい仕事の仕方を実施すれば、通勤している人もテレワーカーも同様に、効率よく仕事ができるはずです。 「チームでの信頼関係」を大切にすれば、テレワークができるというyokomit2さん。そうですね。「家でひとりで仕事をするにはどうすればいいか」ではなく「チームの一員として仕事をするにはどうすればいいか」を考えたいですね。 「働く環境が変わっただけで、特別なことではない」というkiitosさん。まさにその通り。テレワークは、「働き方」のひとつに過ぎません。その働き方をするときのデメリットをどう克服するか、メリットをどう高めるか、働く人と企業の双方が強く意識していく必要があると考えています。 フリーランスでは「仕事と私生活は、『両立』ではなく、統合することが必要」というJerrybさん。無理をせずに、整合性をとること。大切ですよね。 ゆきななさんは、「有給休暇をとれるよう会社の雰囲気を少しずつ変えていく」ことをあげてくださっています。まずは自分のできるところから、がんばりましょう。 東京都のさじーさんからは「コワーキングでテレワークを」という提案をいただきました。『「保育+コミュニティ+仕事場」で起業』とは、素晴らしいですね!各地にコワーキングスペースが広がり、そこに保育も用意されれば、毎日通勤しなくても働くことができるようになります。 仙台在住のmeguruさんからは、「東北の子育てママの職場復帰に」という力強い投稿が届きました。 実は、私も、東北の雇用支援として「テレワーク」には大きな意義があると思っています。私の会社でも少しでも支援ができないかと、活動しています。テレワーク(在宅勤務)での「東日本大震災被災地支援」に取り組んでいます テレワークという働き方が、東北の復興の過程に何らかの役割を果すことができれば、これにまさる喜びはありません。また、こうした取り組みを通して、日本全体でのテレワークに対する認識がさらに進み、より広く、より多くの人がテレワークできる社会を早く迎えることができるよう願っています。 繰り返しになりますが、私たちが待っているだけでは、働き方は変わりません。イーウーマンメンバーの10人に9人近くが『テレワーク』の必要性を感じていただいている今こそ、一緒に行動していきましょう。私たち働く女性のために、そして、次の世代のすべての人のために……。
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