働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3756 開催期間 2024年09月13日- 09月20日
本日も多くのご意見をいただきました。「なるほど」と思えるような、いろいろな対処法がシェアされています。 “JIMA”さんは、観察と想像、“シンゴパパ”さんは、反応しない、たんたんとやること、“DiamondBar”さんの、逃げることなどは、対人関係につかれて生きづらさを感じる時の対処法ですね。対人関係に敏感な人をHSP(Highly Sensitive Person)という用語を多くみるようになりました。HSPは医学診断として採用されているものではありませんが、程度の差はあれ生きづらさを感じやすい人が多いため着目されているのでしょう。“2kishir0”さんから「認知行動療法を体感」というご意見をいただきました。精神疾患の人も含めて広く用いられている方法ですが、生きづらさを感じた時に応用ができると考えています。国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター、認知行動療法センターのサイトをご参照ください。 生きづらさと「トラウマ体験」が関係するという情報も多くあります。トラウマは多くの人が体験していることで、精神症状をきたせば、PTSDなどの「心的外傷およびストレス因関連障害」と診断されることがあります。特に、子どもの時の、虐待などのトラウマ体験が処理されないまま青年期を迎えた生きづらさが複雑性PTSDと診断されることもあります。トラウマ体験が処理できていなければ、まずは、”n.dan“さんがおっしゃるように自分のことをわかってくれる人、信頼できる人に話を聴いてもらうことです。 精神疾患で生きづらさを感じるものの代表は、うつ病です。悲壮感が強く、死にたいという考えがあり、心だけでなく体も疲れているようであれば、休養をとり専門医に相談することをお勧めします。専門家の助言なしでは認知行動療法も効果があがりにくく、薬物治療を要することもあります。 生きづらさは主観であり、その思考が本当にそうなのか客観的にみることで解決の糸口となることがあります。ひとそれぞれの違いがあり接し方も変わってくるかと思います。接し方がわからないとすれば、HSPの人や公言できないminorityの人が周囲にいることを前提にした配慮が求められます。「飲みにケーションが足りない」「弱音を吐かない」などの言動は、他者に生きづらさを与えかねません。 積極的に人と交流したい人たちにとっては「生きづらい世の中になった」と感じるかもしれません。そのような時は自身のストレス解消法や、人や状況をみながら、より親密に交流できる仲間を作ることもよいでしょう。 Minorityであるがゆえに、周囲を気にして生きづらさを感じている人も少なくありません。Wrennさんは帰国子女としての生きづらさの体験をお寄せいただきました。Minorityの立場として苦労された1例でしょう。Minorityの人々が生きづらさを感じない社会を目指すべきですが、日本ではLGBTQの取り組みを見てもまだまだだと思わざるをえません。すべての人の権利を尊重し自己実現が保証される社会になってほしいと思います。 1週間お付き合いいただきありがとうございました。
★古荘議長の過去の円卓会議より
・子どもの自殺増加、サインに気づくことはできますか?
・あなたは「自己肯定感」高いですか?
・行き過ぎた教育は虐待?と思うことはありますか
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.