働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3563 開催期間 2019年09月27日- 10月04日
予想はしていましたが、圧倒的にYesが多い結果です。それにしてもYesの内容は、jerseyさんの「成績が悪いと親に殴られる」、真打ちさんの「規則話破っただけで殴られる」、などは身体的虐待行為と言えるでしょう。 どうしてこのような行為がおこるのでしょうか? 教育は、「教える側」と「教えられる側」に力関係が生じています。Akieさんのご指摘のように、教える側の大人は、子どもに対して、体格が大きく、声も大きく、問答無用の立場です。しかし教える側が、自分より弱くコントロールできると思う相手にうまく対応ができないと、ふがいなさ、無力感や怒りが生じます。そのような時に、教える側がコミュニケーションを中心とした有効な対処方法がないときに、暴力的になるのです。本の虫さんが「連帯責任は無責任」と指摘していますが、教育者側にありがちなコミュニケーションを無視した強圧的な対応の典型例ということもできるでしょう。 「テスト前になると突然笑い出す泣き出す奇声をあげる、おかしな言動をとる子」(jerseyさん)、「恐怖で硬直した」(Akieさん)など、子どもの様子から「行き過ぎた教育」が背景にあることに気づくことができます。しかし当事者間ではそれがわからなくなることもしばしばあります。 幼い子どもの親が怒鳴ったり小突いたりしているうちに、それがエスカレートして止められなくなってしまう、言うことを聞かない子どもを見ているとつい手が出てしまうが、その後自己嫌悪に陥って反省するも、同じことを繰り返してしまうこともあります。一方、厳しい勉強を課された家庭の子どもが「勉強させてください」と、あるいは厳しい部活の練習があるのに「もっと練習をさせてください」叫ぶ子どももいます。親や指導者に罵倒される以前に、自ら自分を責める行為。このような子どもたちは、このような形で親や指導者の期待に応えようとしている、と考えることができます。このように力関係の歪みによって生じた不適切な関係が、「教育」という言葉で正当化させているのではないでしょうか。 本日は、「行き過ぎである」「虐待に進展する恐れのある」教育行為を、どのように把握して、どう対応するのか、についてご意見をいただきたいと思います。『行き過ぎた教育は虐待?と思うことはありますか』にYes,Noでお答えいただき投稿をお寄せください。★古荘議長の新刊『「いい親」をやめるとラクになる』(青春新書インテリジェンス) こちらもお読みください!『教育虐待・教育ネグレクト 日本の教育システムと親が抱える問題』★古荘議長の過去の円卓会議より・自分は発達障害かも、と思ったことありますか?・子どもの自殺、防ぐことができますか?・「教育虐待・教育ネグレクト」について考えたことありますか?
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