働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3563 開催期間 2019年09月27日- 10月04日
Yesが圧倒的で、Noの投稿は届いていません。皆さん「行き過ぎた教育」は「子どもの権利を侵害する行為である」という認識で一致しているようですね。 どのように把握するのかということについて、“n.danさん”から、「親や教育を施す立場の人とまわりの人たちのいろいろな目」、“真打ちさん”からは子どもが発信しているメッセージをとらえる、“リースリングさん”からは「多すぎる稽古事や塾」が子どもに多大な負担をかけている、などのご意見をいただきました。 親自身はどのようにして気づけばよいのでしょうか。私は昨年、朝日新聞の取材で、度が過ぎると教育虐待につながる考え方として、 ①一度決めたことをきちんとできないのは本人の意志が弱いから ②できないことがあればきちんと理由をつけて反省させる ③子どものためを思った親の考えに子どもは従うべきだ ④簡単に達成できる目標ではなく高めの目標を設定する ⑤子どもの評価が悪いのは親自身の責任である などをお話ししました。 しかし、親自身が気づけないこともあります。親子の関係性で考えてみました。行き過ぎた教育を行う親は、子どもに共感すれば、わがままや怠けを許すことになると思いこみ、自身の対応を変えようとしません。一方、長い間そのように言い聞かされてコントロールされてきた子どもは、親の言うとおりにできない自分が悪い、親が叱るのは自分のせいであると思いこまされており、その支配から離れられません。こうなると当事者間での解決は容易ではなく、周囲の人の気づきが重要です。 対処法については、“シンゴパパさん”が「自立(自律)した大人が必要」と述べています。自分が受けてきた「いやな体験」を子どもにしないということです。名古屋の事件でも父も被害者であることがわかっています。自分の子どもに同じことをやると歯止めがきかなくなります。“blueberry53さん”からは「小さな、あるいは身近に見える目標に置き換える」というご指摘をいただきました。先ほど述べた、行き過ぎた教育を行いがちな親の考え方を改める方法ですね。 明日は最終日になります。皆さんには、社会で取り組む課題、教育行政に望むことについてご意見をいただきたいと思います。★古荘議長の新刊『「いい親」をやめるとラクになる』(青春新書インテリジェンス)こちらもお読みください!『教育虐待・教育ネグレクト 日本の教育システムと親が抱える問題』★古荘議長の過去の円卓会議より・自分は発達障害かも、と思ったことありますか?・子どもの自殺、防ぐことができますか?・「教育虐待・教育ネグレクト」について考えたことありますか?
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